洋傑のつぶやき(徒然記事)

 

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◆エリオット波動の観点からのランド円推移展望記事

◆検証中指標分析法の観点からのランド円推移展望記事

 

※本記事内容は洋傑の個人的な見解に基づく展望を書いております。あくまで個人的見解であり、明確な先行きを示唆する内容では無い点をご理解の上、ご覧ください。

◆朝から発生していた先進国債利回りの収束、欧州時間で大きな推移になるか

 

 今日の欧州時間は上昇でスタートとなりました。概況推移では株価が上昇に転じた事や、南アフリカ債利回りが下落した事によってランド円も上昇し、一昨日の高値6.025円を越える展開となりました。その後はじりじりと値を挙げつつも、大きな伸びには至っていません。

 この辺は上述の株価が行って来いとなり(最近は短時間でこうなるケースが非常に多いですね)、同時に今まで膠着気味だった円インデックスがにわかに上昇の気配を見せた部分が上値を重くしたと推測されます。

 

 上記内容はあくまで現在進行形の話ですが、その傾向は朝の段階から「気配」として出ていました。朝のツイートにて「債券利回りが上方収束の形態になりつつあり、相場反落の可能性ある」と書きましたが、その流れとなった感じです。ドイツ債利回りがより顕著ですが、上方収束をブレイクして下落を始めています。株価の反落や円高はこの推移から影響を受けたと考えられます。

 

 今後の推移についてはエリオット波動と諸指標推移・検証中指標分析の観点から書きたいと思います。

 尚、基本方針は欧州時間展望の内容を踏襲しています。

 

①諸指標推移

 現在は先進国債利回りが下落、円高+ドル安+ユーロ高+諸通貨横ばい、株価は行ってこいで横ばいながら先行き不明瞭、といった感じであり、リスク指標の金は急上昇、原油はやや上昇といた感じで、総合的に考えるとやや相場は下向きと言えます。中でも先行指標である債券推移が下向きである点は大きく、今後のべ国市場に向けてマイナス要素と言えます。

 

②エリオット波動

 波動的には6.054円・6.073円の節目ポイント手前(6.046円)で止まっており、反転位置としてはやや中途半端な位置です。仮に反転するにしても、下げる直前の急伸で節目まで上がって急落、という展開も考えられます。

 6.073円を越えると6.1円ないしそれ以上の高値を目指すこととなる可能性が高まりますが、そこまで伸びると4時間チャートの雲を抜けて大きなトレンド転換になる上に、概況が上記の通り、むしろ下向きです。位置的にも一定レンジの膠着相場になる方が確率として高いと考えますので、現時点では可能性は低いと推測します。

 但し可能性であり絶対ではありません。抜ければ6.1円以上の展開を考えないといけなくなります。

 

③検証中指標分析

 こちらは今後反転下落するサインが出ています。ただこれは記事にも書いた通り、デメリットとして反転相場サインは時期が把握しずらいという点があります。

 尚、この下落サインは3波動で構成されているので、エリオット波動と連動して考えた場合にフラットないしトライアングルの途中下落である可能性があります。

 

 以上の点から、推定より遅れている反転下落は今晩から明日にかけて起きると見込んでいます。