洋傑のつぶやき(週明けのランド円はどうなる?)

◆仮定5-3-4波トライアングルe波終点を越える展開になるかどうかの瀬戸際

 

 先週推移に於いて、ランド円は洋傑の仮定している5-3-4波トライアングルe波終点に迫る勢いでクローズしました。この流れを受けて、次週どうでるか、初動の動き次第では洋傑の展望を見直す必要に迫られる事態になりかねません。そのくらい重要な位置に、今ランド円はあると考えています。それ故に週末も上値が重かったと見ています。

 

 週明けの動きは概況にも左右される為、はっきりした考えには至っていません。そもそも洋傑は今後の推移として下落を考えており、その方向性についてはまだ変更するつもりはありません。本記事に於いては、初動推移に対する推論ではなく、その動きで今後のランド円の方向性を推測してみたいと思います。

 

 最近の株価推移は個人的にはかなり難しく、現時点の上昇も洋傑の想定外の動きでした。少なくとも20000円は再度の回復がないと見ていただけに、今後の推移についてもかなり不明瞭で判別がつきません。

 現在のサンデーダウは殆ど動きがないながらも、先週初動のようにオープン後に株価が下がる展開もありえますし、なにより今日の午前中に発生した仮想通貨の暴落(半減期も関係しているようですが)も、今後の諸指標推移に影響を与える可能性があり、正直現時点では上窓か下窓か横ばいかすらの見込みもつけられない状況です。

 

 …週初動の動きは今までのトレンドを無視したような動きもあるので、そちらに見込みを付けるよりは、その動向パターンを見て方向性を探る方が実用的かと思い、今回の記事を書いている次第です。

◆現時点までのランド円波動推移(仮説)

 

 現在まで続く下落トレンドに於いて、洋傑は現状は大きな「下落5波動内の推移」であると考えています。

①下落1波動目:7.833円→7.453円(0.380円)

②下落2波動目:7.453円→7.756円(0.303円)

 ※1波動に対する2波動のリトレイス:79.7(≒78.6)

③下落3波動目:7.756円→6.760円(0.996円)

 ※1波動に対する3波動の倍率:2.621(≒2.618)

④下落4波動目:6.760円→7.065円(0.305円)

 ※1波動→3波動の値幅に対する4波動のリトレイス:28.4(<50.0)

⑤下落5波動目:7.065円→進行中

 

 そして、その5波動に於いて、その推進波が故の特性から内部5波動が発生しており、洋傑は現時点が「下落5波動内・3波動目」にあると考えています。

❶下落5-1波動目:7.065円→6.015円(1.050円)

❷下落5-2波動目:6.015円→6.732円(0.717円)

 ※5-1波動に対する5-2波動のリトレイス:68.2(≒61.8 or 76.2)

❸下落5-3波動目:6.732円→進行中

 

 そして、その5-3波動に於いて、こちらもその推進波の特性から内部5波動が発生しており、洋傑は現時点が「下落5波動内・3波動内・5波動目」にあると考えています。

ⓐ5-3-1波動:6.732円→6.156円(0.576円)

ⓑ5-3-2波動:6.156円→6.477円(0.321円) ※5-3-1波動に対する5-3-2波動のリトレイス:55.7(≒50.0 or 61.8)

Ⓒ5-3-3波動:6.477円→5.609円(0.868円)

 ※5-3-1波動に対する5-3-3波動の倍率:1.506(≒1.618)

ⓓ5-3-4波動:5.609円→6.094円(0.485円)

 ※5-3-1波動→5-3-3波動の値幅に対する5-3-4波動のリトレイス:43.1(<50.0)

 ※5-3-4波動はトライアングル修正であると推測中。仮定終点は5.827円

ⓔ5-3-5波動:6.094円(厳密にはe波終点5.827円)→進行中

 

 その5-3-4波動内に於ける推移はトライアングル修正だと考えており、その推移は以下の動きであると推測しています。

 

●下落5-3-4波動(トライアングル修正仮定)

 ・a波:5.607円→6.094円(0.487円)

 ・b波:6.094円→5.610円(0.484円)

 ・c波:5.610円→5.920円(0.310円)

  ※c波/a波:63.7(≒61.8)

 ・d波:5.920円→5.631円(0.289円)

  ※d波/b波:59.7(≒61.8)

 ・e波:5.631円→5.827円(0.196円)

  ※e波/c波:63.2(≒61.8)

 

 

 以上が、洋傑の考えている現時点までのランド円波動推移です。現在の動きはe波を始点とした下落波動2波動目であると考えていますが、その動きが78.6までのリトレイスに収まらず、ほぼ全戻しになっている点が、現時点に於ける不安要素です。

 

◆直近推移見解の再検証:e波はまだ続いている???

 

 e波終点と考えた位置までランド円が上昇している状況を「上回らなければ2波動として有効」と、現段階で考えるのは、やや危険な推測と言わざるを得ません。今一度5.827円からの推移波動を見てみましょう。最も大まかに書くと以下の通りです。

●5.827円→5.632円

●5.623円→5.821円?

 

 ここで気になるのは、e波と洋傑が考えているその始点5.631円と、殆ど変わらない位置で反発して、尚且つ始値付近まで上昇している点です。見方によってはこれがまだe波継続の可能性を示唆しているとも言えます。

 色々書くとややこしいので、洋傑が考えていたe波と、今回の仮説e波の違いを記載します。

●洋傑推測e波:

 ・5.631円→5.744円

 ・5.744円→5.705円

 ・5.705円→5.827円

●新規仮説e波:

 ・5.631円→5.827円

 ・5.827円→5.632円

 ・5.632円→5.828~5.840円?

 

 と、いう事になります。

 この可能性はないとは言い切れないと言えます。まず一つ目として、洋傑の推測していたe波は最初の上昇に対しての値戻り(リトレイス)が弱いです。フィボナッチで換算すると34.5であり、再度上昇するには50.0が目安なので、やや弱い戻りである点から、今回の再度の上昇に至った可能性があります。

 そしてもう一点は、前回の下落から見てもフラットな修正波動として機能したのでは、という事です。そもそもトライアングルe波は最終波動でもあり、動きはかなり複雑になりがちです。終わったと見せての再度の浮上くらいはあっても不思議はありませんし、なにより0.001円で反発した事が、フラット調整を匂わせる節があります。

 

 よって、今後発生する波動推移としては、以下の4通りの経過が、波動観点からは推測されます。

1)直近現状高値5.821円ないし5.827円未満で反転して、大きな下落を伴う3波動へ移行

2)5.827円を僅かに越えたラインで反転下落し、再度安値を狙う展開へ移行

3)5.827円を明確に超えるも、5.920円までで反転下落して、再度安値を狙う展開へ移行

4)5.827円・5.920円を越えて、トレンド転換する可能性

 

 以上の推移展開が考えられます。これは諸指標推移を省いた展開ですが、合わせたとしても大差ない方向性だと考えます。よってこの中から、次週初動推移を考えるわけですが…

◆洋傑はどう考えるか

 

 要点は「いつ反転するか」という点に絞られると思います。この動きは諸指標推移に大いに左右される内容でしょう。よって、ここからは幾つかの山場をポイントに、書き進めていきたいと思います。

 

①オープン~東京市場まで

 ここは不確定要素の大きいだけに、かなり不安な部分です。ここで上窓となった場合には、即1)は破棄され、2)も怪しい展開になりかねません。東京市場まで持ちこたえても、東京市場以降も強い相場であった場合には、3)4)が高い可能性で見えてきます。そうなると大きな方向転換も考えておく必要が出てくるでしょう。

 

②欧州時間序盤

 16:00前の段階において南アフリカ債利回りが下落に転じていても覚悟が必要でしょう。此処での推移はかなりの値動きになる事が多く、早い段階で決断する必要があります。

 

 これらの山場を考慮した上で、洋傑は「1)2)の展開になる」と見ています。

 まず一つが波動展開に於ける5.827円の上値重さです。これは波動として以前の上昇波動(5.628円→5.827円)が、トライアングルe波として強く意識されている証拠でもあります。これは上述のトライアングル波動の内容でも書いていますが、e波の終点として5.827円は絶妙な位置と言え、今後の反転ラインとしては申し分ないと思われます。以前の上昇時も南アフリカ債利回りは異常下落していたにもかかわらず、結果的に更なる高値更新はありませんでした。これは如何に上値が重いかを示すとともに、今回の上昇に於いても5.827円及びその近辺での反転を示唆するものとして考えられます。

 

 二つ目が南アフリカ債利回りの推移です。これも昨日記事に書いた内容ですが、既に20年債利回りに於いて、中短期の下落トレンドライン下限に位置しています。ここで下抜けすれば今後のトレンド展開にもなる位置だけに、直近の現時点においてその可能性は低く、それが明日の欧州時間に現れるなら、ランド円には下値圧力として作用しやすいからです。

 

 そして最後がこれまでの波動推移です。上述の通り、現時点は大きな5波動構成の5波動目に当たり、その過程にあると見ています。大きな流れとして、ここからの上昇上抜け・トレンド転換は、洋傑あまり考えられないと見ています。

 

 これらの点から洋傑は、明日の展開に於いて5.827円まで、ないしその近辺で反転下落するという考えを変えていません。

 勿論概況次第で3)4)の展開はあり得ますので、この辺は動向を見ながら判断していきたいと思います。

 (*'ω'*)