洋傑のつぶやき（明日のランド円動向について）

　さあ、新しい週が始まろうとしていますが、週明けの窓はともかく、初動は株価推移の影響と強く受ける展開は従来通りでしょう。その株価推移は現時点では予想の範疇を脱しません（ただでさえ動向把握が難しい上、週明け動向など信憑性云々の問題外とも言えます）が、洋傑は売り優勢で初動は進むのではと考えています。

　先週の推移に於いて、米国時間に持ち直し・上昇相場になる傾向が続いている中、東京市場やその手前のオープン直後は売りが優勢になる傾向が強いのが最近の流れとして多いのがその主たる理由ですが、既に先週末段階で上昇した相場の戻り売りが、このタイミングで訪れても不思議はないと思います。

　よって洋傑はオープン以後に売り優勢で、東京市場はランド円下落で進むのではと考えています。

　東京市場、続く中国市場での詳細な動向などは先進国債利回り（日本・米国）次第だと思いますが、現時点での洋傑の見解は下向きであると想定しています。その理由は上記株価傾向に加え、テクニカル分析からもその流れが優勢であると考えているからです。

　先週終盤推移において、ランド円は株価上昇にもかかわらず非常に弱い動きに終始しました。この際のランド円チャート推移は傾斜のきつい下落ラインを形成し、そのラインより上に抜けることなくクローズしました。恐らくランド円が本格的に、かつ主体的に動く欧州時間までは、この推移を崩すような動きにはならないと、現時点では考えています。

　よって、東京時間（オープン～15:00）のランド円推移は上値5.80円、下値は5.70円と推測します。

　方向性は下向きであると考えています。

　連日の推移傾向としては欧州時間に上昇に転じるケースが今まで非常に多かったですが、この点に関しても明日は弱気に推移する可能性が高いです。

　ランド円下落に転じる根拠としては南アフリカ債利回り推移からの考察が大きな部分です。概況については昨日記事に書いた通り、まだ推移が安定しないために変動が大きく、まだ先読みできる状況ではないため不明瞭ですが、南アフリカ債利回り推移については明確にトレンド転換しただけではなく、ごく短期見解でも更に上昇幅を広げる可能性が高まっています。

　洋傑はテクニカル分析を現在進めていますが、南アフリカ債利回りに於いて、ごく短期ではあるでしょうが、大きな上昇トレンドに入っていると見ています。よって明日の欧州時間序盤は上昇顕著になる可能性が高いと見ており、それによってランド円はかなり下値圧力が強まると考えています。

　但し、あくまで「ごく短期」です。これも恐らくですが、欧州時間後半には反転してランド円は一転上昇する展開になるのではないかとみています。あくまで単一指標での判断ですが、現在はあまり諸指標があてにできない以上、この推移を一定の判断基準に考えを進める必要性があり、その観点に基づいて書いています。

　よって、洋傑の考える欧州時間以後の推移は上値5.77円、下値は5.60円と考えています。方向性は下落のちに上昇です。

　全く自信はありませんが、上記東京市場から欧州時間の推移を考えると、ランド円は行って来い相場という事になります。なかなか創造し切れない内容ですが、これが洋傑の考える明日の展望です。あまりに情報が少ない状況下ではありますが、現時点で考えられる材料を集めると、洋傑の見立てではこうなります。

　今現在のゆるぎない地合いと言えば、南アフリカ債利回りが明らかな上昇トレンドに切り替わったという点です。単一指標ですが、この動向は大きな意味を持つと思います。今までは動向が曖昧故に推移はテクニカルや概況に振り回されることが多かったですが、こうなってくると大勢推移に於いて下落圧力が強まる傾向が強まります。

　それにより、今後のランド円推移は下落を強める展開になると思っていますが、ひとまず月曜日は大きな変動はあれど、大きく進展するかどうかは不明瞭です。

　(。-`ω-)ｻｱﾄﾞｳﾅﾙ