洋傑のつぶやき(徒然記事)

◆今日は単日展望通りながらも、期間展望上限を越えた展開に

 

 今日のランド円は強気推移です。朝こそ株価の高止まりからのじり安展開によって一時的に下げる展開はあったものの、その下げ幅も僅かに1銭程度であり、その後の欧州市場に於いて南アフリカ債利回り推移の下落によって一気に5銭程度の上昇となっています。

 現在は5.9円攻防が続いていますが、株価の横ばい推移・原油価格の上昇一服という懸念事項が出てきつつあり、概況は既に欧州市場中盤から下向きに変わりつつあります。南アフリカ債利回りで支えられていたランド円の上昇も、ここらで一旦打ち止めで、再度下げる(ないし膠着じり安展開)可能性が高まっています。

 ですが、その下げも米国市場では一旦相場反転する可能性が高いです。これは株価等が弱気に推移している事はありつつも、ドイツ債利回りは依然として上昇を維持しており、原油の一服も米国市場で再度推進が強まる期待はできます。そして株安推移からくる相場反転は、往々にして最近は短期で終わる事が多いからです。

 

 理由としては上述の通り様々ですが、テクニカルの上でも再度の上昇の可能性が高いです。それは既に直近最高値5.907円を今日の推移に於いて越えている点(5.910円)、また、南アフリカ債利回りの短期上昇トレンドの下抜け(中短期トレンドは抜けていない)、また、その南ア債利回りを用いた、検証中指標分析法の検証チャートから導いた推測なども含んでいます。

 

 検証中指標分析法については後述するとして、まずは概況推移から。

 各指標に於いて、短期目線は流動的でも、週間ないし中短期推移では顕著な動きを示している指標が多い点。これは最も流動的な株価推移ですらそうです。その他のリスク指標は勿論、債券利回りや円インデックスなども同様に、基本的にはリスクオンの様相を呈しています。これは朝記事で書いた通りです。

 

 そして既に高値更新している点。これはトライアングルe波終点が再度高値更新された、といった見方も引き続きできる一方で、ここまでの推移になっている関係上、そうでない可能性が高まっているのも事実です。この辺はまた別記事で書くことにしますが、今後の推移に於いてはまだ高値更新する可能性があるように感じています。

 

 また南アフリカ債利回り推移の下落による、短期上昇トレンドの下抜けも重要です。この動きはごく短期で終わる可能性もありますが、少なくとも今週いっぱいは下落優勢に傾くのでは、と洋傑は見ています。

 

 これらの理由から、今晩推移に於いても一時的な下げがあっても再度上昇する素地が整っており、なかなか相場反転による下値更新とはならない状況となっているように感じます。

◆やはり総合分析は重要ですね…

 

 今日の日別展望は最近外れてばかりの状況の中、久々に的を得た内容になっていたように感じています。これはやはり日別展望記事に諸指標動向・テクニカル分析などを再度織り込んだことが大きく影響していると思っています。

 ここ最近は洋傑が少々忙しかった事もあり、分析が十分でなかった部分が多く、それに比例するように展望内容が外れて言った感があります。やはり諸指標分析とテクニカル分析の総合的判断は重要、という事でしょうか。

 

 洋傑は朝記事内容に「不満」でした。洋傑は今後の推移として下げると見てましたので、当然と言えば当然です。

 本来であれば下落と書きたかったわけですが、総合的に分析した場合に、そのような結論に達する事ができませんでした。ですので渋々上昇と書いたわけですが、結果としてはその通りになっています。

 主観(どこまで行っても主観は主観ですが)で見た内容で展望を書く危険性は一定排除する事が必要であると再認識する事が出来た点に於いては収穫はあったと言えます。…ポジション損切りもありましたが(´;ω;`)

 

 明日以降の展望記事も同様の総合分析で進めたいと思います。

◆そろそろ検証中指標分析ができると進めたところ…

 

 検証中指標分析は暫く休んでいました。それはこの検証法が南アフリカ債利回りを用いた内容である為に、3月末の債券投げ売りの状況では正確な分析を進めることができず、その為の処置でしたが、そろそろ時期が経過したので分析を進めたところ、今週の後半までは上昇するサインが出ている気配があります。

 

 まだ詳細は分析しないと何とも言えませんが、この調子でいくと6.1円手前まで上昇する展開はあり得る段階に至っています。詳しく分析をし次第、再度書いていく予定です。

◆今晩推移はどうなるか

 

 上述の通り、一時的な下落はあっても再度上昇する展開となるでしょう。諸指標推移から見ても大きな相場崩落の懸念は少ないように感じます(ネガティブニュースが入れば例外ですが)。

 

 テクニカル的に見ても大きな伸長があるかは不明瞭ながらも、下値は5.85円辺り、上値は5.95円前後で、現在値を中心に一定レンジで推移する展開となるでしょう。大きな伸長・下落ともあまりないかも知れません。そういった意味では膠着相場とも言えますね。

 個人的には5.85円まで下がったタイミングで少し買いを建ててみようかと考えています。

(*'ω'*)