洋傑のつぶやき(一週間を終えて)

◆想定外のランド買いとポジティブニュース…

 

 今週のランド円は正に上昇の一週間となりました。

 週明けオープン直後のごく短い期間を除いて、殆ど上昇一辺倒の一週間となっています。ホントに強いランドが久々に見られ

たと言えますが…洋傑はそれまでの推移から5.607円を始点としたトライアングルe波終点が5.907円と考えていましたので、完全に誤算の推移となっています。

 

 その後もランド円はぐんぐんと値を伸ばして6円を越え、そこで南アフリカ政策金利の発表となった訳ですが…そこで想定外の”GDP上方修正”です。「ないだろ!!」と言いたくなるようなポジティブニュースにランド円は急伸して、一気に10銭程度の上昇となり、ランド円は一気に6.150円まで登る展開に…

 

 この想定外のポジティブニュースによって洋傑の考える長期展望の波動構成上限である6.156円までわずか0.6pipsまでの位置まで上昇する事態に陥っており、今後の推移に於いてもまだ上抜けの可能性がある非常にデリケートな局面である事は言うまでもないと思います。

 これにより上値抵抗は6.150円前後に根強くある為、ここを越えるまでにはかなり激しい売り攻勢がある一方で、下値についても5.97円~6.05円に今までの推移によって強い抵抗が作られています。

 

 よって、この6.00円~6.15円間はかなり上下抵抗が強い為、比較的期間の長い売買攻防が続くと見ています。来週いっぱい程度の続く可能性もあり、来週はかなり狭いレンジ相場になる可能性もありえます。あまりポジション売買は控えた方が良い(猛者は積極売買で攻める??)局面かもしれませんね。

◆株価と連動しやすいランド円…株価堅調も債券動向が怪しく…

 

 今週の諸指標推移とランド円の相関性は、一時的な急上昇局面(GDP上方修正による急伸)を除き、概ね株価推移と連弩する流れとなっています。よって大きな流れとしてはあまり方向性(上昇傾向)が収まった感は少なく、今後の推移もまだ上向き絵である可能性はあります。そういった部分でも、今後のランド円売買は上下小幅なアップダウンが激しいと思われます。

 

 …と書いておきながら、債券利回り(先進国債)に関しては、むしろ下落が顕著となっています。株価上昇-債券利回り下落の構図は、時期こそ不明瞭ながらも、相場崩落の前兆としてよくある兆候ですので、この動きは危険と言えますが、同時にこの期間は株価上昇も顕著になりやすい局面です。丁度昨年の5月末~7月下旬の期間がそういった状況(株高・債券買い)であったと記憶していますので、時期的にもまだ株高は続く可能性があります。

 

 この債券買いと株高の同時進行は、昨年と同じ時期に始まっていますが、同時に昨年とは全く異なる状況(コロナ禍)でもありますので、昨年ほど長い期間株高が続かない可能性もあります。不確定要素の多い中での株高は、危険ながらも上がりやすいと思われ、相場推移はますます混迷を極めそうな気配です。

 

 株価推移とランド円推移が連動している現状から言えば、来週の推移も上昇局面が多いと言えますが、債券動向が下げ優勢ですので、じり高→急落といったリズムを取りやすい地合いと推測します。

◆検証中指標分析法の示す今後の推移は

 

 昨日記事にも書いた通り、検証中指標分析法は今週推移に於いて、ランド円動向とぴったり沿った動きを示したと言えます。

 この検証法では週後半までランド円上昇が示唆されており、その上昇も継続したものが示されていました。洋傑、どうしてもこの検証法を「使えるかも」と思って示しつつも、実際はその検証法を信じきれずに展望を考えてしまっています。

金曜日はあまりにも不規則な動きをした昨晩推移から展望記事を控えていましたが、ツイートに関してはこの検証法を基本に方向性を書いていましたが、結果としては概ねあっているという、「展望とは何か」と言えるほどの内容です(笑)。

 

 再び預言書ともいえる動きをしていますが、今後の推移はどうでしょうか。

 昨日も書いたと思いますが、来週はほぼ横ばい(アップダウンありつつもレンジ相場)が示唆されています。この動きを鵜呑みにするなら、次週は上記諸指標推移と連動した、売買が入り乱れる不安定な相場展開で、レンジ相場となると思われます。

 

 来週は書く分析をすればするほど、一定レンジで囲われた方向性の出にくい相場展開になるかもしれません。