洋傑のつぶやき(レジスタンス・サポート)

◆概況強気の中、怒涛の上昇抑制が働くランド円…

 

 今日のランド円は朝からの概況の強さ(株高・円安)によって初動から早々に6.130円前後まで上昇しました。出だしから早速高値試し、と言う訳です。しかし、株高は東京市場を通して継続されたものの、結局はそのまま高値圏ながらも上昇は抑制される結果となっています。

 

 そして、欧州時間には南アフリカ債利回りが牙をむきました。大幅な利回り下落です。この時点で6.130円だったランド円でしたので、余程の奇跡が起きない限りはなかなか高値防衛は難しい地合いと言えました。というか、普通であれば上昇一択の地合いの中、ランド円は結果的に下落して、再び6.150円防衛に成功しています。

 

 その後も南アフリカ債利回りや株価、一時は債券動向まで強気姿勢であった事もあり、再び6.130円程度まで上昇する局面もありましたが、再度下げて現在はむしろ始値より下がっている「行って来過ぎた相場」となっています。そうしている間に南アフリカ債利回りは上昇に切り替わりつつあります。

 

 まさに運命すらはねのけた、というよりこれが運命なのでしょうか…。

 今日の推移を洋傑がトレードするなら、間違いなく「買い」でした。概況推移まで整っており、加えて欧州時間初動の南ア債利回り動向を見れば、その判断しかなかったと思います。

 ですが、洋傑はどうしてもこの6.150円が強いレジスタンスラインとして機能すると思っていましたので、とても売りを仕掛ける度胸はなかったものの、ひとまず静観したわけですが…本当に買い建てしなくてよかったです。

 

 こういった想定外(洋傑は下がる展望を考えていますが、今日の推移から見れば上昇が普通です)の動きを、最近のランド円は特にする傾向が強いように感じます。

 今日の位置は、長期の波動構成の重要な節目となっていますし、今日いっぱい上値を抑える事が出来たら、恐らく今後の流れは洋傑の見立て通り下がると思います。そう願っています(笑)。

◆一旦は下がったものの、下もサポートラインが厚いし多い

 

 一旦値を下げたランド円ですが、サポートラインも相当に厚く(むしろテクニカル的にはこちらの方が強い)、6.05円を割る展開はなかなか実現しないと見ています。6.05円どころか、6.08円を割る事も難しいです。

 そういった意味では、今後の推移は、洋傑の考えているより更に高値、6.08円~6.13円ラインで膠着する事が可能性として高まっています。

 

 理想的な展開を言えば、今後レンジが狭まって急落、といった流れが良いですが、現在の唯一ともいえる下落示唆指標である検証中指標分析法の観点からも、今後の推移はじり安サインですので、あまり期待はできないでしょう。

 

 今晩の推移は6.08円~6.13円のレンジで推移すると、個人的には考えます・

 やはり今週はあまり積極的に売買する局面ではないと思います。

 (*'ω'*)