洋傑の個人的ランド円展望(2020年5月27日)

 

※本記事内容は洋傑の個人的な見解に基づく展望を書いております。あくまで個人的見解であり、明確な先行きを示唆する内容では無い点をご理解の上、ご覧ください。

◆東京時間-欧州時間(オープン-21:00)推移分析:諸指標見解

 

 今日は書き綴り式にしたいと思います。ここのところ諸指標見解がまともに整合しておらず、日々諸指標推移から見誤っているのが実情ですので、総合的な見解をやや抑え、目についたポイントを中心に書き、方向性を探ってみたいと思います。その為、例日よりは客観性に乏しい部分がある点をご了承ください。

 

 分析方法の良し悪しも時期によりますね。総合的に判断するとどうしてもまとまらない時は、こういった方法が良い時もあるでしょうし、また逆もあります。時期に合わせてケースバイケースできればよいのですが、それほど器用にはできません(笑)。

 

 昨日推移に於いてある程度方向性が見えた指標は株価です。昨日付けた高値20358円が、直近推移の上昇ライン上限に丁度タッチした位置であり、ここをピークに下げる可能性がやや高いように感じます。勿論上抜けもありえますが、ここまでの急伸を考えると、ここらで戻り売りが発生しやすいと思います。

 後押し要素としては円インデックスの上昇と銅価格の下落です。後者の影響は限定的ですが、前者は昨日記事で書いた通り、0.009320~0.0009340辺りまで上昇する可能性が高まっています。これによってランド円の上値は重くなると推測します。

 

 逆に上昇要素としては①債券利回りが昨日推移で急上昇している点 ②金価格や原油価格動向の堅調 ③ドルインデックスの下落に伴うランド円の相対的な上昇 ④南アフリカ債利回り推移の下落傾向鵜 です。むしろ箇条書きにすれば上昇要素が多い状況ですが、いずれも直近推移までの考察であり、今後の動向が不明瞭である点、ドル推移は東京時間に於いては下げ要因となる点、南ア債利回り推移は流動的であり不安定である事などから、確証を得られる部分が少ない要素と判断した為です。

 

 ある程度株価のライン上限は明確な位置でありますし、円インデックスは想定通りの上昇に入っているので、割と確証が持てる下落要素を、今日の基本方針にしたいと思います。

 その仮定で考える場合、恐らく東京市場が下げ場になると思います。もし仮にそこで下がらないと、相場上抜けの危険性もありますね…。

◆東京時間-欧州時間(オープン-21:00)推移分析:テクニカル・波動見解

 

◆エリオット波動

 現在分析中です…

 

 

◆テクニカル分析

 こちらも直近の上昇・下落ラインで確証が持てるものが少ない段階ですので、恐らく直近高値と下値推移から…

●上値抵抗

 ・6.21円(昨日高値)

●下値抵抗

 ・6.17円

 ・6.08円~6.10円

 辺りが意識されやすいでしょう。上下抵抗はかなり近位置にありますので、抜けるとどちらも相場ブレイクしやすいでしょうから、恐らく今日も値動きは大きい可能性が高いです。

 抵抗は上値が強いでしょう。昨日高値を狙う動きは今一度あるでしょうが、そこで越えられないと一気に下がる展開もあり得ます。

◆東京時間-欧州時間(オープン-21:00)推移展望:

 

 

◆諸指標推移判断

 株価:上昇顕著も上昇ライン節目で高止まり。今後は反落か(-2.0pt)

 通貨:ドル安・円高傾向。東京市場は下げやすいか(-0.5pt)

 債券:上昇傾向。今後の推移は不明瞭(+0.5pt)

 リスク指標:原油高・金下落(+0.5pt)

 南ア:下落優勢ながらも、ランド円への影響度未知数(+0.5pt)

 

◆テクニカル・波動傾向

 テクニカル:6.21円と6.17円が上下抵抗もブレイクする可能性高

 波動推移:検証中

 

◆総合判断

 概況推移は点数式でまとめてみると僅かに下げ要素が強いように感じます。

 ただし反転予測である為、リスクは高い推測となります。見極めポイントは日経先物が昨日高値20350円を越えた場合です。その際はやや時間遅れでランド円相場にも響いてくると思いますので、そこで見定めるのが良いかもしれません。

 テクニカル的にも昨日高値を越えるとあまり抵抗が見受けられません。一応上昇ライン延長の値幅で推測レンジは立てましたが、あくまで目安です。下値は6.17円を抜けると一気に下がる可能性があります。

 

◆東京時間-欧州時間ランド円推移展望

1)レンジ:6.00円ー6.23円

2)方向性:前半中心に下げ相場か?

3)その他:株価が昨日高値を越えたら上昇相場継続の可能性大