◆朝に安値を付けた後、上昇に転じたランド円
今日のランド円は初動に3銭程下げた後、急上昇しました。洋傑が下げると見ていた株価は東京市場前及び東京時間に於いて顕著な上昇となり、その推移につられるように上昇しました。今日は波動位置が非常に曖昧であった為に、諸指標推移に沿ったランド円推移になると朝記事にて書きましたが、その点については一致しました(株価の下落は完全にはずしました…)。
東京時間に於いて5.704円まで上昇したランド円、その後は南アフリカ債利回り推移の急落にも関わらず一旦下落して、直近上昇幅のフィボナッチ・リトレイスメント50.0を明確に越えたタイミングで急伸となっています。この辺はよくある展開ですが、変態通貨ならではの異様な推移ですね(笑)。
今日のこの一連推移によって、直近推移のエリオット波動の動きが概ねまとまりました。その見解と今後の推移について、書いていきたいと思います。
◆現状は5.607円始点のトライアングルe波終点後の展開
現在までの推移に於いて、大きな部分は既に先日記事にて書いていますので、そちらをご覧ください。大まかな方向性はこの内容から変わっていません。あくまで今の推移はe波終点からの5-3-5波動目と捉えており、前提として5.827円を越えないものとしています(後述)
昨日からの下落と、今日の上昇による推移は以下の通りです。
①1波動:5.827円→5.726円(0.101円)
②2波動:5.726円→5.799円(0.073円)
※1波動に対する2波動のリトレイス:72.3(61.8以上78.6未満)
③3波動:5.799円→5.632(7)円(0.167円)
※1波動に対する3波動の倍率:1.653(≒1.618)
④4波動:5.632円→5.686円(0.054円)
※1波動→3波動の値幅に対する4波動のリトレイス:27.6(<50.0)
⑤5波動目:5.686円→5.632(4)円(0.054円)
となります。朝の推移に於いて一旦下落の5波動は成立しています。3波動終点と5波動終点が同じ5.632円ですが、これは厳密には5波動終点の方が低い位置であり、5波動が成立しています。
これにより小さな5波動が終了し、調整上昇のabc波が始まっている、という事になります。そしてそのabc波は、おそらくそのc波に至っていると推測しています。現状の推定abc波は以下の通りです。
ⓐa波:5.632円→5.704円(0.072円)
ⓑb波:5.704円→5.658円(0.046円)
Ⓒc波:5.658円→5.744円?(0.086円?)
そしてこの5波動とabc波が、大きな1波動目と2波動目に当たると、洋傑は推測しています。
よって今後の推移は、5.827円から5.632円までの値幅に対してのフィボナッチ・リトレイスメント及び直近上昇幅のフィボナッチから算定することが可能です。
◆今後の高値目処は…
今後想定される高値目処は以下のように考えます。
◆直近下落幅(0.195円)に対してのフィボナッチ・リトレイスメント
①F61.8:5.752円
②F76.2:5.780円
③F78.6:5.785円
◆直近上昇幅からのフィボナッチ
④a波の1.618倍:5.774円
◆チャート推移上の上値抵抗ライン
⑤5.799円(下落1-2波動終点)
⑥5.827円(下落波動始点)
となります。
これはあくまで5.827円を始点とする前提で書いていますので、その値を越えると破綻となります。ただ、先日の南アフリカ債利回りの異常下落にも上昇しなかった高値5.827円は、相当意識されているポイントであり、洋傑はトライアングルe波終点推測を変えるつもりはありません。
個人的には①~④辺り、特に厳密に言えば5.76円~5.77円が反転ポイントと考えています。
(>_<)ジシンハナイヨ