洋傑のつぶやき(変態通貨は想定外も想定内)

◆今週は非常に狭いレンジ相場。一週間で僅か14銭…

 

 今日も相場展開は株価に振られる格好です。朝から株安が進んだ事もあり、オープン前後は6.35円前後であったランド円はその後じりじりと値を下げて、欧州時間開始前後には6.30円を割るまで下がっています。

 欧州時間は株安と南アフリカ債利回り下落という、ランド円にとっては両手を綱引きされているような状況下、非常に不安定な推移となり、一時は6.34円手前まで上昇・その後最安値まで下落と、方向性が見いだせない状況が今も続いています。

 

 そんな動きが読めない状況で、米国時間を迎える事になります。

 米国時間前の段階では、先進国債利回りがようやく上向きの傾向に変わりつつあり、南アフリカ債利回りも依然として下落傾向が続いている等、その2指標で判断するなら株価を含め、相場反転の可能性は残っています。奇しくも時刻は21時、「ランド円21時アノマリー」がある時間帯となります。

 加えて、原油価格は持ち直しの気配、ここ最近強気相場の銅価格が依然として崩れていない点など、相場反転の可能性はまだ十分にあるとも言えます。あくまで「前向きに捉えれば」の話しですが。

 

 一方で、株価は依然として低水準であり、不安要素はこちらも多分にあります。

 

 総合的な判断は難しいです。この材料では決め手に欠ける部分が多い上に、ランド円は大きな推移の途中経過はかなり不明瞭であり、想定外を想定に考える必要があるほどです。

 洋傑はランド円は6.8円を越えてくると考えていますが、その期間は別として、その過程は個々の動向を見ていった上での判断にゆだねられる部分が大きく、エリオット波動なども短期筋では信憑性がかなり下がります(日ごと・時間ごとの判断は推測できても信憑性がかなり低い)。

 

 ですので、洋傑は最悪の場合、これから再度3月初旬から始まる上昇トレンド5波動目始点(6.097円)まで下がる展開すら「ない」とは言えないと思います。それだけランド円推移は変態です(笑)。今回6.28円を明確に割れば利食いするというのも、その前提の上にあります。

 ただ洋傑は期間を括っていますので、それを考えると正直6.1円前後までは下がらないと見ています。あくまで6.28円は「いざという時の保険」と考えています。

 

 今日の推移もその一環です。正直両極端な材料を基に判断するのは難しいというより、どこまで行っても思い込みになってしまいます。あくまで上昇する仮定の上で、上記材料を当てはめた結果です。

 

 下がれば割り切って切ります。

 ( ̄д ̄)

 

 話しは変わりますが、直近のレンジは非常に狭くなってきています。恐らく相場ブレイクは近いでしょう。

 短期推移の膠着です。下抜けの可能性もありますので、ここは落ち着いて見極めたいです。