洋傑のつぶやき(ランド円推移について思う事)

◆ランド円推移について、洋傑の経験論を書こうかなと思います。

 

 最近洋傑はデイトレードを完全にやめてスイングトレードに切り替えています。つい2か月前までは日々のデイトレードで買っていこうとしていましたが、やはり一定予測が外れてしまう事や、それまでの収益を越える損失を出したりと、正に「3歩下がって3歩進む」ような状況が続いて、一向に結果が出ませんでした。

 勿論、トレードの巧い方であれば順調に利益を増やせていくのでしょうが、残念ながら洋傑にはそういったセンスが全くありませんので、もともと自分が今までブログに書いていた中短期の展望に基づいてのスイングトレードに戻した次第です。

 

 先ほどはトレードの巧い方であれば~と書きましたが、果たしてランド円トレードでも安定して勝てる方って、どれ程いるんでしょうか?洋傑、然程他の通貨ペア(キウイ円除く)は経験がありませんが、少なくともランド円の動きは他の通貨ペアとは一線を画していると思います。

 

 ランド円はドル建て通貨ペア(ランド円=ドル円÷ドルランド)である関係上、ドルと円を介在した通貨ペアである事から、他の通貨ペアとは異なる動きをすることが多いです。単純にリスクオフやリスクオンとなってもシンプルな動きをしない場合も見受けられ、殊に短時間推移では不可思議な動きをすることも少なくありません。

 今日の記事はそんなランド円の推移について、洋傑の経験論の一つを書いていこうと思います。

◆短期推移は予測が困難。推移参照指標はあっても不測の事態はあるのが普通。

 

 もう本当にこの言葉に尽きます。ここ一週間の推移で見てもその推移は不明瞭で不可解な部分が多かったです。

 

 まずは水曜日の欧州時間帯推移、それまでの時間に於いても下落顕著だったランド円、南アフリカ債利回りは大きく上昇している中、急激な上昇を示す経緯となりました。この動き、洋傑はテクニカルの観点から上昇すると見ていた訳ですが、諸指標推移を見れば下げるのが普通です。

 次に金曜日の欧州時間から米国時間推移。これはそれまでの時間じり安であった流れを引き継ぎ、南アフリカ債利回りが大きく下落する中、ランド円も下落する展開となっています。こちらに関してはテクニカルというよりは概況の株安が大きな要因でしょうが、こちらも普通なら上昇するのが普通です。

 

 このように、今週だけをとっても想定外の動きをする局面が2度ありました。いずれも基本的な方向性を示す指標である南アフリカ債利回り推移との相反性を大きく逸脱する動きです。

 但し、これは南アフリカ債利回り推移がアテにならない、という事ではありません。南ア債利回り推移はランド円の動きをつかむうえで必要不可欠な指標です。通常であればこの指標の逆の推移をランド円が示すことが圧倒的に多く、無いとトレード自体が成り立たないほどです。

 

 しかし、上述のような例外事項もあります。

 

 これは大きく理由が二つ、まず一つは「テクニカルによる動意」です。これはそうなってはじめて気づくパターンが多いと思いますが、テクニカル上の重要な推移をする際には、南ア債利回り動向より優先される傾向があります。よって、相反性が活きた推移をしない場合、この展開を疑うべきです。

 しかしながら、これは事前に分析して掴めるケースが稀です。上述の洋傑が6.248円で反発したポイントを予想できたのはあくまで運のよいパターンにすぎず、この変則的な動意を事前に把握するのは極めて困難です。

 

 もう一つの理由が概況、即ち株価推移を基軸とした動意による推移変動、これは金曜日の夕方推移が該当すると思います。

 これは前者のテクニカルによる動意とは異なり、必ずしも南ア債利回りに優越する事項ではありません。よって株安でも南ア債利回りが下がっていた場合にランド円が上昇するケースも多くあります。

 こちらはテクニカルと異なり、ケースバイケースになる事が多いです。

 

 以上の点はほんの一部ですが、これを見ただけでも、いくら絶対指標である南アフリカ債利回りを押さえても、ごく短期の推移の把握は難しく、想定外の事態があるのが普通と言え、同意を把握することが困難です。

 

 ランド円は中期ないし中短期の推移展望を基軸に、比較的息の長いトレードが最良なのかもしれませんね。

 (。-`ω-)ムツカシイヨネ