洋傑のつぶやき(現在のランド円推移についての短期考察)

◆今日のランド円は行って来い相場。下げて上げて元通り。

 

 今日のランド円はオープンから大きく値を下げましたが、その後の株高によってランド円は大きく持ち直して、17:00現在、先週終値付近で膠着状態となっています。他のクロス円が伸び悩み、もしくは値を切り下げる中、ランド円のこの推移は強い動向と言えます。ランド円はドル建て通貨ペアである特性上、恐らくはドル安から端を発した、相対的なランド円強勢であると洋傑は推測しています。

 

 このランド円の上昇は、一部Twitterでも記載しましたが、6.548円を始点とした、下落波動4波動目内の複雑な動きの一環であると考えています。それについて今日は図解で示していきたいと思います。

 

 従来は文章で伝えようとしていましたが、どうしてもうまく伝わらないので、今回はチャート図を作成しています。そちらで説明しますが、まずはこれをご覧ください。

※チャート①

※チャート②


 

 現状の推移をまとめたものです。これまでの推移は洋傑見解では以上の流れになっていると推測しており、現在の流れは6.548円を始点とした、下落4波動目に入っていると考えています。

 その根拠として、衝撃波ルールを3波動までの推移で満たしており、今後5波動目が発生する可能性がかなり高い事を示唆しており、今後一定のリトレイスで上昇した後に、再度下落すると洋傑は考えています。その4波動目終点として意識されることが多いのが1-3チャネルと0-2チャネルです。

 

 通常4波動は後者である1-3チャネルが重要視されることが多いですが、既に何度かこのラインを越えており、その後も目立った下落をしていません。これはあくまで洋傑の見解ですが、恐らくはこのラインでは反転しない可能性が高いように思っています。加えて、これまでのチャート推移が然程複雑になっておらず、何とも難解な推移をする4波動の動きとは言えない動向に収まっている点もきになります(チャート②)。

 

 よって、今後幾つかの推移を経て4波動を終了させるというのが現時点の洋傑の見解ですが、そのパターンは大きく2つあると見ています。

※チャート③

※チャート④


 

 今後考えられる推移としては③④(フラット調整・拡大フラット調整)が挙げられます。

 詳しい内容は上記の通りですので割愛しますが、その推移はいずれも上値目処が6.41円~6.44円辺りであると推測しています。異なってくる部分は一度目の高値がどの位置で止まるか、という点に絞られてくると思います。

 

 フラット調整であった場合、恐らく今現在の上昇が6.41円~6.43円程度まで上昇すると思われます。これはフラット調整の関係上、最後の上昇が同様の高さまでしか上昇できない特徴から、0-2チャネルと接することができる位置がその辺りであると考えている事が基本です。

 拡大フラットであった場合、現在の上昇波動は6.39円程度で収まる可能性が高いと言えます。この6.39円も一度目の下値と上値値幅(6.381円-6.322円=0.059円)とほぼ同じ値幅で動くと考えるからであり、その場合は(6.332円+0.059円=6.391円)となり、恐らくこの辺で反転すると思われます。

 

 明確に反転したかどうかは初動では分かりませんので、暫くは見定める必要が出てきます。現時点ではまだその動向を明確に示す動きは出ていません。

 いずれにせよ、今夜にはどちらかの推移がはっきりわかるでしょうから、その動き次第で判断するつもりです。

※チャート⑤

※チャート⑥


 

 また4波動目によくある動向としてランニングフラットやトライアングルなどがありますが、この推移で進むとどちらも0-2チャネルにタッチする事が難しく、また最後の上昇が最高値とならないため、現時点では可能性として低いと見ています(チャート⑤)。

 

 また、今後想定される5波動目目途としては、⑥の通り、2-4チャネルが強く意識されると思われますが、現時点ではまだ

波動が終わっていないと見ていますので、暫くは関係ないでしょう。

 

 以上、現状の短期ランド円推移考察でした。