洋傑のつぶやき(高値のその先は)

 本記事は洋傑の個人的相場観に基づいて記載しています。あくまで個人の推移展望である点をご理解いただいた上でご覧ください。 

◆昨日6.37円台まで下がったランド円、一転して10銭アップへ

 

 昨晩の南アフリカ政策金利発表までのランド円は一時6.42円前後まで上がる局面はありながらも、高値が長続きせずに再度元値(6.39円前後)まで戻るなど、売買が拮抗する状況が続いていました。よって金利発表及び声明まで大きく相場が変動する事は無い状況でした。

 ですが、その後の動きは一変し、瞬間的に6.43円まで上昇したかと思えば、逆に昨日最安値である6.375円まで下押しするなど、かなり変動が大きくなり、また、政策金利発表後という事もあり、指標も機能しない状況下、今までの中でも最も不安定な相場推移になったのではないでしょうか。

 

 金利は予想通りの据え置きで、その後の声明では比較的ネガティブな内容であったと見ています。一旦の急上昇後急落したのはその辺を汲んでの反応であると個人的には考えています。

 しかし、昨日安値を記録した後は徐々に値上がりし、さらに米国市場開場後は一気に6.47円まで急上昇したランド円、少し下がる気配を見せつつも再度急伸する動きを見せて、結局現時点での高値は6.484円に達しています。

 

 今日の東京市場や中国市場でも一時的に下がる気配を見せましたが、その後すぐに値幅を戻す展開が続いており、なかなか下がらないランド円、今後の推移はどうなるでしょうか。洋傑の個人的推測を書いていきたいと思います。

◆そもそも下がらないのは6.50円まで上昇したいから??

 

 既にTwitterでのツイートでも多少触れていますが、ランド円は現時点までに5.959円始点の上昇2-4チャネルに二度タッチしており(一度目は6.470円、二度目は昨晩の6.484円)、エリオット波動に於ける衝撃波5波動条件を全て満たしており、今後下がる可能性が高いと思われます。

 しかしながら、実際のランド円は未だに高値維持しており、まだ本格的に下がる気配が見えません。

 

 これは昨日記事同様に個人的経験則が強い内容ですが、ずばりタイトルにも書いている通り「6.50円にタッチしたいから」ではないかと考えています。

 「?」と思われるかも知れませんが、これは連日書いている内容である、5波動目の傾向として整合性をとった上で下がる、といったプロセスを踏むのではないか、という事です。

 

 昨日記事にも書きましたが、既に2-4チャネルにも2度触れている状況ながらも、実は2度とも少し触ったような程度で反落しています。今までの洋傑の経験則上、反転する再度の上昇ないし下落波動はこの2-4チャネルラインを明確(大体1.0pips)に越えてから反転するケースが多いです(ランド円に限ります)。

 

 二度のラインタッチはいずれも0.1pips内で反落しており、この点がすこし引っかかります。加えて上述の5波動値幅が非常に中途半端な位置で止まっています。

 

 今の時点における高値が6.485円であり、5波動目(推定)は0.263円となります。この値幅は1波動目の1.315倍となり、節目から少しずれています。それだけの理由ではありますが、これまでの経験上、割とこの数値は揃えてくるケースが多いように感じます。

 もし上述の推測通りなら、ランド円は1.382倍の6.498円まで上昇する可能性が高いように感じます。

 

 そうであれば昨晩の内に上昇すればよかったのでしょうが、昨晩の時点ではチャネルラインから目標位置まで値幅があったので、時間をおいて再度上昇の機会をうかがっているように考えます。

 勿論これは洋傑の推測です。既にエリオット波動に於ける上昇ラインは5波動終了の多くの条件が揃っており、いつ反落しても不思議はない状況です。仮に高値更新せずに下がってもロングを仕掛けるのは非常に危険であると思っていますので、あくまで上記ラインまで上昇すればショートを仕掛けると言った程度に構えています

◆6.50円を明確に越えるようなら上抜け警戒か

 

 上述の通りに洋傑はランド円推移展望を持っていますが、この推測の盲点は「2-4チャネルラインを大きく超えた場合」を考慮していません。即ち、5波延長型衝撃波であったケースです。

 

 その場合は更に上昇幅が広がる可能性が高まり、6.50円以上に大きく値伸びすることが考えられます。ですので、ショートするにしても、一定ラインで損切りを考えて仕込まないと危険であると考えます。

 

 さあ推測通りに動くか否か…

 (*'ω'*)