洋傑のつぶやき(2020年9月4週ランド円推移展望)

 本記事は洋傑の個人的見解要素が強い内容となっています。その点を予めご理解の上、ご覧ください。

◆先週までの振り返り:値動きが不安定ながらも上昇、それもいったん終了か

 

 先週はランド円が概ね上昇優位に進んだ傾向が強かったように感じています。週始めこそ少し下落優勢であったものの、その後は上昇傾向が強まって一気に6.40円を安定して越える展開を見せました。

 その後は急落→持ち直しを繰り返しながら高値更新を続けていった流れであり、エリオット波動に於ける「エンディング・ダイアゴナル・トライアングル(以後EDTと表記)」の傾向を強く表している推移となりました。

 

 もしこの推移が推測通りEDTなら、今回の上昇で付けた高値6.499円が5.959円から始まったの上昇トレンドの一旦の終了となると考えます。

 

 これまでの上昇トレンドを洋傑は以下の波動構成で考えています。

◆1波動目:5.959円→6.159円(0.200円)

◆2波動目:6.159円→6.024円(0.125円)

  ※2波動目のリトレイス:62.5(≒61.8)

◆3波動目:6.024円→6.425円(0.401円)

  ※3波動÷1波動:2.005(≒2.000)

◆4波動目:6.425円→6.222円(0.203円)

  ※4波動目のリトレイス(対0.466円):43.5(<50.0)

◆5波動目:6.222円→6.499円(0.277円)

  ※5波動÷1波動:1.385(≒1.382)

 

 となり、理想的な3波延長型衝撃波となっています。高値が6.499円になる前からブログで書いていた想定高値の一つ、「5波動目が1波動目の1.382倍」になっている点も、この高値が上昇トレンド終点としての担保として十分であることを物語っていると言えます。

 

 よって洋傑は当面の高値は6.499円であり、今後は下落する流れが強まると見ています。

◆次週のランド円推移推測:6.2円を目指す流れか

 

 上記推測より、洋傑は下落トレンドが既に始まっていると考えています。ただ、この下落が直近最安値である5.959円を割るトレンドなのか、それ以上の地点で反発して高値更新を狙う流れになるのかの判断までには至っていません

 現時点までの流れを見れば後者の可能性が高いと言えますが、それもまだ強く確信が持てるものではなく、下手に高を括ると手痛い打撃を受けかねませんので、判断はより慎重に行うべきであると考え、まだ暫くは分析を進めるつもりです。

 

 ただ、この下落トレンドがどういった結果になろうとも一つ、高い確率で発生しうる事象は「直近上昇幅のリトレイスを50以上する」点ではないでしょうか。

 

 仮に下抜けて安値更新する場合は勿論ですが、仮に上昇する過程での調整波動であっても、その際は多くの場合フィボナッチ・リトレイスメントに於いて50.0以上の戻りを行うケースが多いです。その点から推測すると、今回の下落波動は直近上昇幅である0.540円の半値は戻すという事になりますので、0.270円、即ち6.229円以下には一度なる可能性が高いと言えます。

 

 この辺は比較的高い確率で起きると思っていますが、下落の過程も重要になってきます。

 個人的にはランド円推移に於いての下落プロセスはダブルトップになるケースよりは、三尊形成するパターンが非常に多いと思いますので、以下の流れになる可能性が、下がる経緯に於いて一定の可能性を持った推移であると考えます。

 

◆5波動目(EDT)過程に於いて付けた下値を一旦抜けて、再度上昇後下落するケース

 ※安値:6.376円/6.266円/6.222円

 

 そう考えると下落→上昇のタイミングは複数あり、来週はアップダウンの激しい値動きになるかも知れません。比較的ホールドするよりは都度仕掛けて処理する方が効率的とも言えますが、非常にリスキーでもあります。

 ともあれ、ランド円は上記6.229円までは下がる可能性が高く、それ以上下がるかどうかは、その時の相場状況次第になってくるでしょう。

◆ランド円レンジ推測:6.05円ー6.50円

 

 洋傑は上記レンジを来週推移推測としています。

 高値は上述の理由から、一旦の調整相場になる可能性が高い点と、その調整相場は期間的にも最低来週いっぱいはかかるという、時間的見込みから来ています。

 

 高値は勿論直近高値である6.499円です。下値はひとまずの目安ですが、洋傑はこれが5.959円を割るような推移にはならないと考えている点から、直近上昇幅のフィボナッチ・リトレイスメント78.6(に少し値幅を持たせた)下値設定としています。勿論下抜けの場合も上述したようにあり得ますが、余程のネガティブニュースが入らない以上は、来週推移に於いてはそのあたりで一旦反発するであろうという部分から設定しています。

 

 また、来週のランド円推移に於いて滞留時間の長い価格レンジは「6.20円ー6.35円」であると見ています。 

◆洋傑のトレード戦術:基本は売り目線。ロングは短期的に仕掛ける可能性あり

 

 来週のトレード戦術は基本売り目線ですが、上述のように何度かの上昇局面も短期的にあると考えていますので、ショートは持ちながらの両建てで、細かく取れるなら取りたいと考えています。但しこれはリスクが高いので、まずいと判断したら早々に切り上げる事もあるでしょう。

 

 あくまでロングは副次的な対応であり、基本はショートが良いと個人的には見ています。

 

 そして、アノマリー要素は強いながらも、時間帯別に流れは流動的になる可能性は高いと思っています。

 欧州時間で定まった(大体落ち着くのは17時以降が多いですね)流れが米国時間までは続き、その後は再度流れが変わって…といった動きをする可能性は高いでしょう。欧州時間序盤に仕掛けて成功すれば利幅も大きいでしょうが、この時間帯はさけて、動きがハッキリしてから仕掛けるなり、米国時間の反転アノマリーを利用する流れが比較的ローリスクかも知れません。

 

 また、6.23円までは比較的下がる可能性が高いと見ていますので、そこまでは比較的強気に仕掛け、そのラインにタッチした後はトレードを控え、暫く様子見する展開が無難と思います。

 

 来週は祝日・そして明けと上下相場になる事が考えられます。先週の成功事例である「焦らず・慌てず・待つ」姿勢を心がけて、着実に負けないトレードを目指します。

(*'ω'*)