洋傑のつぶやき(2020年10月1週ランド円推移展望)

 本記事は洋傑の個人的見解要素が強い内容となっています。その点を予めご理解の上、ご覧ください。

◆先週までの振り返り:推移レンジは見事に的中。ここからの推移は

 

 先週のランド円推移レンジを6.05円ー6.50円としていましたが、結果としては6.12円ー6.43円と、きれいにレンジに収まる展開となりました。まあ月曜日に暴落した相場内をバインドして一週間が終わった、といった印象を個人的には持っています。

 

 暴落は株安に連動して起きたようですが、ここまでが比較的上昇一辺倒であった事もありますので、そこそこ中短期で捉えてみれば暴落と言うよりも調整相場と言っても差し支えない展開であると思います。問題はここまでではなく、これからの推移です。

 

 月曜日にランド円が暴落した前後(ほぼ一週間終わるまで)は、正直今回の相場推移が掴めなかった部分が多く、分析から一定の推論を構築するのが昨日までかかりました。週の中ではあまりの暴落劇・急騰劇に対処するためだけに両建てをしていた格好ですが、この辺もひと段落する可能性が見えてきました。

 

 本記事では来週推移展望について書いていきたいと思います。

◆次週のランド円推移推測:一旦は6.05円までで反発も、一定上昇で反落展開も

 

 まずは今現在の相場推移をどう捉えるか、これの方向性をまとめるのに昨日までかかったと言えます。

 今現在の下落推移は見方によって見解が分かれると思いますが、洋傑は「下落1波動目」内に於ける「1波延長型衝撃波」であると考えています。

 

 下落1波動目と書きましたが、これは調整波動a波と考えても良いと思います。つまり現時点では6.499円から始まった下落波動が本下落(トレンド)としてのものか、一時的な調整波であるのかの判断に至ったものでは無く、いずれに於いても生じる「最初の波動」として考えているに過ぎません。

 まだ、その判断をする局面ではないと思っていますので、その辺はまた来週の展望に書けるほど進展があれば良いですが、その辺は次週の展開次第ですね。

 

 さて話を戻して、洋傑が推測する1波延長型衝撃波は、その名の通り最初の下落1波動目が大きく伸びる衝撃波の形態であり、その後の3波・5波は大きくならず、似通った推移になるケースの多い推進波です。

 また、この形態は通常の衝撃波ではない「1波動終点と4波動終点が重複する」事もある波動であると洋傑は認識しており、5波動通しての形は「くの字」になる事も多いです。

 

 今回の下落は月曜日の暴落で大きく形づくられていますので、今までの推移からこの形態であると、洋傑は推測しています。

 重要なのはそこではなく、今回の波動がまだ”一つの大きな下げ推移”であると考えている点です。つまりまだ洋傑としては「上昇相場」の後、再度の下げがあると考えている訳です。

 

 その点で考えた場合、手ごろな下げ止まりの位置が、現時点においては5.959円から6.499円までの上昇波動に対するフィボナッチ・リトレイスメントであり、その節目で残っているのは

①F76.4:6.087円

②F78.6:6.075円

③F100.0:5.959円

 の3点のみである点です。

 

 個人的な見解は大きな調整波動と考えていますので始点である5.959円以上に下げないと思っていますが、この推測を持つにはまだ情報が少なすぎます。ただ、少なくとも今回の下落波動に於いて、上昇始点を越える展開にはならない可能性が高いというのが洋傑の考えです。

 

 その前提の上で①~③の下値推測をしている訳ですが、この推測に上述の「1波延長型衝撃波」を組み合わせた場合、一定の推論がまとまります。

 

 1波延長型衝撃波はエリオット波動の特性上、波動は「1波>3波>5波」となり、5波動が最も短くなります。因みにここまでの推移(洋傑見解)は以下の通りです。

■1波:6.499円→6.163円(0.336円)

■3波:6.313円→6.116円(0.197円)

■5波:6.269円→?

 

 この場合、3波が0.197円ですので、これよりは(多少なりとも)短くなる必要があり、それで考えた場合には、上述のフィボナッチ・リトレイスメントに於いて①ないし②(ギリギリですが)までに収まる必要があります。

 この1波延長型衝撃波は3波と5波が似通った値幅になるケースも多いので、その点で幅を持たせて考えた場合、6.07円~6.10円辺りで反発する可能性が最も高いように考えます。

 

 現時点の安値は推定3波動目の6.116円ですので、再度の下値更新後、相場は一旦反発すると洋傑は推測します。その反発相場も比較的早く、週始めには訪れるのではないでしょうか。

 

 推測される反発相場についてはどうでしょう。

 

 先週推測にも書いた内容ですが、こういった波動構成の場合、大抵は直近値幅の半値以上は戻すのが通例ですので、恐らく6.30円までは戻す流れになるでしょう。推定2波動はそのリトレイスも大きく戻すケースが多く、現時点ではどこまでの戻しになるか分かりませんが、最も値戻しするなら下落始点である6.50円まで上昇する事も無いとは言い切れません。

 

 この辺は値戻しのabc波を見極めて判断する必要性が強く、現時点では推測するのが困難です。ただ、最後の調整波動c波は必ず5波動構成(多くは3波延長型衝撃波)になるので、その内容で見極めするのが良いと思っています。

 

 現時点での候補値戻し高値を記載すると、フィボナッチ・リトレイスメントの観点から以下の通りになります。

※推定反発位置を6.087円に仮定しての推定値

①F50.0:6.293円

②F61.8:6.341円

③F76.4:6.401円

④F78.6:6.410円

⑤〈F100.0:6.499円以下

 この推定反発を見極めたうえで、再度の値幅を推測する必要性が問われてきます。

 

 次週の展開は早ければ「反発上昇→反落→下値更新」まで進むかもしれませんが、通常ペースで考えれば「反発上昇→反落」位までで終わる可能性が高いように感じます

◆ランド円レンジ推測:5.96円ー6.50円

 

 上記の展開を考えると、結局こういったレンジになってしまいます。非常に広い…

 ですので、今回は段階ごとに推測レンジを書いていきたいと思います。

 

 まず最初の反発上昇と高値反落までの推移レンジは「6.07円ー6.45円」です。下値については上述の通りの理由から、上値については6.50円としても良いのですが、おそらくこの辺まででは反落するという推測で設定しています。

 個人的な見解を強めて書くと、おそらく値戻しはフィボナッチ・リトレイスメント50.0程度では収まらないと見ていますので、おそらく6.35円~6.40円辺りまで戻るのでは、と思っています。

 

 相場反落後の推移レンジは「5.96円ー6.40円」です。高値については6.45円でも良かったのですが、上記の個人的見解から設定しています。下値は最初の方に書いた「本下落か調整かの見極め」ができてない中での分析ですが、相場展開にしても同じように迷う推移になるのでは、と考えています。

 ですので、再度の下値更新までは展開として早いかも知れませんが、その後の始値近辺の売買攻防はかなり激しくなると見ています。よって次週でこの流れに決着が付くとは考えておらず、”消去法”として始値を設定しています。

 

 ともあれ、次週は反発相場を前提に考えています。

◆洋傑のトレード戦術:6.30円まではロング・それ以上は状況を見てショートか。ホールドはやや危険かも

 

 上述のように、一旦の反発相場を考えていますので、6.1円前後でロングを仕込みたいと思っています。ただ、洋傑の見解は初動推移に於いては「6.07円を割らない」ことが前提条件となっていますので、そのラインを明確に割るようなら切ります

 

 想定通りに上昇するようなら6.3円まではホールド、それ以上は状況を見て(上述のc波5波動を見極められるようならそれを見て)適宜利食いしていきたいと思っています。

 いずれにせよ6.3円以上ではロングを仕込まず、ショートに切り替えます。

 

 ショートの仕込みどころは上記推定c波を見極められるかどうかにかかっていますが、あまり急がずに、じっくりと見定めて仕掛けたいですね。

 

 また、洋傑推測通りなら行って来い相場になる可能性もあり、あまりホールドするのは得策ではないかも知れません。

 

 さあ、ピンチの洋傑、挽回なるか。

 :;(∩´﹏`∩);: