本記事は洋傑個人の分析と見解に基づいた内容となっており、ランド円推移に対する個人的推測となります。
予めご理解の上、ご覧頂くようお願いします。
◆諸指標推移があいまいな中、ランド円は3銭程の小幅な荒い動き
今日のランド円は初動から上昇となりました。そうか株高か…と思いきや株価はむしろ下げる展開となっていましたので、この動きと連動した訳ではなさそうです。実際のところは分かりませんが、洋傑個人の推測としてはドル高諸通貨安に起因したランド円上昇ではなかったかと考えています。
最近の傾向としてリスク上昇はドル高・諸通貨安（円も含む）パターンが多いと思っていますが、この傾向を受けた株安→リスク上昇のドル高円安（ドル円上昇）と連動したランド円上昇だったように考えます。
ランド円はドル円/ドルランドで出されるドル建て通貨ペアですが、東京時間はランド自体の取引が少ないことが影響しているのか、比較的ドル円と推移が沿うケースが多いです。その為上昇したと洋傑は推測しています。
欧州時間に入るにしたがって次第に値下がりしたランド円ですが、諸指標推移はむしろ上昇に寄与しそうな推移（債券売り・南ア債利回り下落）を見せたため、かなり不安定な動きをしながらも18時半ばに、再度の6.88円声を果たしています。
このまま上昇するのか否かはまだはっきりしません。今日は先進国債と南ア債がかなり変動率が大きく、この推移頼みに見ていると振り回されかねないような気がします。また個人的テクニカル分析による部分ではむしろ6.898円で一旦の上昇が終わっている可能性があるように感じます。
今日はこの辺について書いていきたいと思います。
◆6.898円までの上昇過程が綺麗な5波動構成に
今回テクニカルの観点からは6.898円で一旦の上昇が終わっていると書きましたが、これは6.753円からの上昇波動が綺麗な5波動構成になっている事を根拠としています。
■1波動目：6.753円→6.801円（0.048円）
■2波動目：6.801円→6.776円（0.025円）
※フィボナッチ・リトレイスメント：521.1（≒50.0）
■3波動目：6.776円→6.883円（0.107円）
※3波動/1波動＝2.229（≒2.236）
■4波動目：6.883円→6.852円（0.031円）
※4波動/1-3波動＝0.238（≒0.236）
■5波動目：6.952円→6.898円（0.046円）
※5波動/1波動＝0.958（≒1.000）
と、見事な5波動構成となっています。これ程綺麗にフィボナッチが揃った5波動構成は久々にみたような気がします。エリオット波動の特性上、トレンド方向を示す形になる5波動構成は、もう一方でトレンド転換前の波動形態としての側面も持つと洋傑は考えています。
今回の上昇で一服したと仮定して、6.898円を始点とした下落波動が発生した場合の推移は「6.753円までで止まって再度6.898円越え」のパターンと、「そのまま6.753円を下抜けて本格的な衝撃波の発生」の2パターンが主に考えられると思っていますが、まだこの見極め段階ではないと思っています。
その辺は相場が進んだ明日以降にまた書きたいと思いますが、ともあれ今回のランド円直近高値が6.898円で収まるか否かが当面の見極めでしょうか。
上抜けの場合は昨日書いた高値目処をポイントとして反転する可能性があります。
■F61.8：6.908円
■F76.4：6.945円
■F78.6：6.951円
仮に上抜けても上値抵抗は割と強めですかね。
洋傑は仮に7.005円を越える展開があるとしても、それはまだ少し先になると思っていますので、この位置からの買いは個人的にはあまり考えていません。
むしろ随時売り増ししていきたいと思っていますが…、この間の塩漬けがかなり堪えましたので、慎重に行きたいですね。
(;^ω^)