洋傑のつぶやき(2021年2月1週ランド円推移展望)

 本記事は洋傑個人の分析と見解に基づいた内容となっており、ランド円推移に対する個人的推測となります。

 予めご理解の上、ご覧頂くようお願いします。

◆先週の振り返り(リンク添付)及び諸指標分析の独自ルールについて

 

 昨日記事に於いて、先週のランド円動向と個人的所感などは記載しております。またテクニカルの観点からの分析についても同様に書いておりますので、詳細はそちらをご覧ください。

 

※ランド円週間推移・テクニカル分析

※週間推移に対する所感など

 また、先週から週間展望の内容と分析・見解内容を以下のように変更しています。

①諸指標推移分析

②テクニカル分析を含めた総合見解と週間レンジ

 

 また、諸指標推移分析の内容も一部変更となります。詳細は下述していきますが、これまでの書き綴り式ではなく分析内容を期間で分けた上での加点方式で行きたいと思っています。

 まず諸指標推移についての各分析指標は以下の通りとします。

 

■株価動向(先物):各動向の総合判断で加点

 ・日経225

 ・NYダウ

 ・ナスダック100

 ・SPX500

 ・DAX30

 ・香港40

 ・中国ハンセン指数

■債券(利回り)動向:各動向の総合判断で加点

 ・アメリカ10年

 ・日本10年

 ・ドイツ10年

■リスク指標(金銀)動向:ドルインデックスとの相反比から判断

 ・金価格

■商品先物動向:各動向の総合判断で加点

 ・銀価格

 ・銅価格

 ・アルミ価格

 ・原油価格

■南ア債(利回り)動向:各動向別に挙げた上の総合判断で加点

 ・超短期債(3か月)

 ・短期債(2年)

 ・中期債(10年)

 ・長期債(20年)

■通貨動向:各地域別に分けて通貨強弱判断

 ・ドルインデックス

 ・円インデックス

 ・欧州通貨インデックス(ユーロ・フラン)

 ・資源国通貨インデックス(加・豪・NZ)

 

 これらを以下の3期間に分けて分析し、5判断に分けてポイント計算します。

■期間

 ・1日動向(主に金曜~土曜推移)…1倍計算

 ・1週間動向…2倍計算

 ・1か月動向…3倍計算

■判断

 ・上昇顕著…2ポイント

 ・上昇傾向…1ポイント

 ・横ばい…0ポイント

 ・下落傾向…-1ポイント

 ・下落顕著…-2ポイント

 

 つまり、長期推移で株価が上昇顕著な状況なので、その場合は「2ポイント×4=8ポイント」となる訳です。

 この加点方式で出た各指標の総点数は以下の分析判断とします。

■指標点数判断

 ・上昇顕著:10ポイント以上

 ・上昇傾向:5~9ポイント

 ・横ばい:-4~+4ポイント

 ・下落傾向:-5~-9ポイント

 ・下落顕著:-10ポイント以下

 

 これらの各指標判断を基に、諸指標推移としての洋傑の個人的総合判断を出します。

 書き綴り式で進めると文章内容によってバイアスがかかったり、歪みが出てしまいますので、ここはあえて機械的に行う事でフラットな判断をしていきたいと思います。

 

 では始めましょう。

◆諸指標推移判断・総合判断

 

■株価先物動向:-6ポイント(下落傾向)

 ・1日…下落顕著(-2)

 ・1週間…下落顕著(-2)

 ・1か月…横ばい(0)

■債券(利回り)動向:+9ポイント(上昇傾向)

 ・1日…上昇傾向(+1)

 ・1週間…上昇傾向(+1)

 ・1か月…上昇顕著(+2)

■商品先物(金)動向:-3ポイント(横ばい)

 ・1日…横ばい(0)

 ・1週間…横ばい(0)

 ・1か月…下落傾向(-1)

■南ア債(利回り)動向:合計+1ポイント(横ばい)

 ※各期間順は1日→1週→1月

 ※南ア債の特性上、上昇→マイナス・下落→プラスとする

 ・長期債…(横ばい±0・横ばい±0・横ばい±0):(0)

 ・中期債…(横ばい±0・横ばい±0・下落傾向+1):(+3)

 ・短期債…(横ばい±0・上昇傾向-1・横ばい±0):(-2)

 

 

■通貨インデックス動向:円<<欧州<資源国<ドル

 ※各期間順は1日→1週→1月

 ※通貨インデックスは強弱判断のみ

 ・ドル…(横ばい±0・上昇傾向+1・上昇傾向+1):(+5)

 ・円…(下落顕著-2・下落顕著-2・下落顕著-2):(-12)

 ・欧州…(横ばい±0・横ばい±0・下落傾向-1):(-3)

 ・資源国…(横ばい±0・横ばい±0・横ばい±0):(0)

 

■リスク指標動向:横ばい

 ※各期間判断後・ドルとの照合でリスク判断

 ・1日…横ばい(0)

 ・1週間…上昇傾向(+1)

 ・1か月…横ばい(0)

 

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 以上、個人的テクニカル及び諸指標推移をまとめると、

 

ⓐ諸指標推移は株価が下落傾向であるものの、先物や南ア債利回り推移はほぼ横ばいである点、先進国債利回り推移が上昇傾向である点などから総合判断としては中立であり、また先進国債売りが優勢な状況を加味すると、むしろ方向性としては「中立ないし上向き」を推測する。

 

ⓑテクニカル見解は下値6.84円-6.86円、上値7.00円が見極めポイントとなる可能性が高い。

前者であった場合には6.66円-6.76円までの下押しが推測され、後者の場合には7.10円前後まで上昇する可能性が高まると推測する。

 

 となります。

 つまり現状の価格ライン(6.87円-7.00円)の間はまだ判断できる段階ではなく、先週同様に上か下、どちらかの判断ラインを抜けないと直近の方向性を見出すことは難しそうです。

 

 ただ、これはややテクニカルの観点が強くなりますが、7.00円を越えてしまうとそれ以下の価格帯に戻るには一定の時間を要する可能性がかなり高くなりそうな気がします。逆に6.84円ラインを下抜けても、それ以上の価格帯に戻るには時間を要すると推測しますので、現状価格前後の仕掛けは一定リスクを伴うように思います。

◆ランド円レンジ推測:6.66円ー7.14円

 

 推定レンジは上限を7.14円・下限を6.66円としました。これは現状想定される値幅の最大値となります。正直もっと値幅を冷たかったのですが、諸指標推移や直近テクニカル推移をみると上の値幅も広げておく必要性があるように感じます。

 

 ただ段階によって動向はもう少し絞る事が出来そうに思います。

 

■6.84円ラインを先に割った場合(6.66円-6.85円→~7.05円)

 当面のレンジは6.66円-6.85円の間に落ち着くと思います。その後動向を見る必要はありますが、6.753円を割った時点から反発する可能性が高まり、再度6.8円を越えて大きく上昇するように思います。その際も高値は7.05円までで収まると推測します。

 

■7.00円を先に越えた場合(6.90円-7.14円→下落)

 こちらは下落の場合より7.0円以下に戻るのがかなり時間を要しそうです。最終的には反転して下がると見ますが、正直今週中にそうなるかは微妙なところです。

 

 …後者を強く希望します。

 (。-`ω-)人