洋傑のつぶやき(2021年1月6日:ランド円・テクニカル分析)

  本記事は洋傑の個人的分析に基づいた推測を記載しております。あくまで個人の見解であり、明確な動意を示すものではありません。その点をご理解の上、お読み下さいますよう、お願いします。

◆急落から反発へ…

 

 昨日は7.04円への上昇から一点、欧州時間は真っ逆さまのナイアガラ相場となりました。下がる下がるわで気が付けば今回の最高値からの下落が調整波動か衝撃波(トレンド転換)かの見極めである6.83円まで一気に下がる展開となりました。正直、ここまでとは…

 

 まあ、個人的には7.04円ショートが絶賛含み益となったので、大いに結構なのですが。いつもランド円は下がるときは「一気に」下がりますね…教訓教訓。前回7.833円からの下げ相場ではその点を読み間違えて、50pipsも引きづった挙句にロスカットされましたので、生々しく記憶に残っていました。

 

 さて、先日の記事が比較的好評でしたので、相場が動く日はできる限りアップしていこうかと思っています。状況によってテクニカル分析も進んだり、修正する必要がでてきますので、そういった意味では書く意義はあるかと思っています。

 

 尚、先日も記載した通り、本記事は週間展望とは異なり、諸指標推移やファンダメンタルズの側面は原則考えないで進める分析記事となります。予めご了承ください。

◆今日の反発はどの調整波動??

 

 まずはここまでの推移をおさらいしておこうと思います。大まかな推移として現在は下落3波動目過程にあるというのが洋傑の見解です。その波動カウントを記載すると以下の通りです。

■1波動目:7.145円→6.990円(0.155円)

■2波動目:6.990円→7.082円(0.092円)

 ※フィボナッチ・リトレイスメント:59.4(≒61.8)

■3波動目:7.082円→6.816円(進行中?・0.266円?)

 ※3波動/1波動=1.716(≒1.618?)

 

 と考えます。

 その中で重要な点は「まだ3波動は終わっていない」と考えている点です。というのも3波動目の現時点の下値位置における数値的整合性が取れないからです。恐らく一段上の2.000倍以上の推移になる可能性が高いと現時点では見ています。

 

 そもそも今日の朝時点での下値は6.832円であり、これは1波動目に対して1.618倍ジャストと言える位置でした。ですので、洋傑はこの位置から反発して一定上値位置でかなり曖昧な推移をしてから、再度下値を更新する展開を考えていました。

 

 しかしながら、実際は東京市場がオープンしてから後にあっさりと1.618倍ラインを越えて下値更新となりました。こうなってくると数値的にも今回の下落がabc調整波動ではなく、衝撃波として新たなトレンドを形成する可能性が高いものであると推測されます。

 

 この話を進める前に、もう一段下の3波動目を見てみたいと思います。

 昨日記事にも書いた内容に、今日これまでの推移を合わせると以下の通りとなります。

■3-1波動目:7.082円→6.993円(0.089円)

■3-2波動目:6.993円→7.046円(0.053円)

 ※フィボナッチ・リトレイスメント:59.6(≒61.8)

■3-3波動目:7.046円→6.816円(0.230円)

 ※3-3波動/3-1波動=2.584(≒2.618) 

■3-4波動目:6.816円→6.901円(0.085円)

 ※3-4波動/3-1~3-3波動=0.320(≒0.382?)

 ※3-4波動/3-3波動=0.370(≒0.382)

 

 と推測しています。

 3-3波動目については見方によっては6.827円、3-4波動目を6.881円、3-5波動目を6.816円とする事も可能ですが、以下の理由から洋傑は可能性を否定しています。

①7.046円から6.816円までの下落波動内に於いて、その下落ラインを越えた動きはない

 (始めて越えたのは洋傑推測の3-4波動目から)

②数値的整合性の薄さ

 ・6.827円までを3-3波動とした場合、3-3/3-1波動比は2.460となり、近似値となる数値が無い

 ・3-5波動が6.816円となると、3波動/1波動比に於ける整合性が取れない

 

 などからです。

 勿論、一部整合性が取れるものもあります。6.881円を3-4波動とした場合のリトレイスは直近下落幅の23.7となり、近似値23.6が当てはまる点などです。ですがなにより7.046円からの下落ラインを抜けてない点が一番大きいですね。

 

 よって、今回の反発は3-4波動目と洋傑は考えます

 但し、まだ3-3波動に対しての38.2の戻りですので、展開によってはもう一段上のライン(6.917円前後)まで上昇する展開は想定しておく必要があるかも知れません。

 

 ともあれ、今後の流れとしては「反発しても一時的であり、更に下値更新する」可能性が高いと洋傑は推測しています。

◆今後の下値(3波動終点)はどの辺り?

 

 昨日はまだ下がり始めであり、1波動からの値幅比で推測するしか方法がありませんでしたが、昨日の推移に於いて3波動内も一定のトレンド形成が出来上がっている事もあり、今日は両面から推測してみたいと思います。その方が確率も上がると思いますので。

 

 では昨日記事内から、3波動/1波動で見た場合の3波動終点は以下の通りです。

①1波動の2.000倍:6.772円

②1波動の2.236倍:6.736円

③1波動の2.382倍:6.713円

④1波動の2.618倍:6.677円

⑤1波動の3.000倍:6.617円

⑥1波動の3.618倍:6.522円

⑦1波動の4.000倍:6.462円

⑧1波動の4.618倍:6.367円

 

 となります。

 次に3波動内からの分析を行います。3波動内部波動についてはまだ3-4波動が終了したかどうかが判断できませんが、一旦直近高値6.901円を43-4波動終点として仮定し、推測を行います。

■3-5波動終点(3波動終点)

①3-1波動の1.000倍:6.812円

②3-1波動の1.236倍:6.799円

③3-1波動の1.382倍:6.779円

④3-1波動の1.618倍:6.757円

⑤3-3波動の0.618倍:6.759円

 

 となりますが、このラインを越えると3波動内に於いての5波動目が最大値幅の波動(5波延長型衝撃波)となる可能性が高まりそうです。その際は大体(経験上)1-3波動値幅と近似値まで伸びるケースが多いので…

⑥3-1~3-3波動値幅:6.635円

 

 という事になります。最大延長で6.63円前後となるのが3波動内部の分析で推測される下値目処です。

 

 この2つのモデルから見てみると、6.77-6.78円、6.62-6.64円が反発点としては強く作用しやすいように感じます。ひとまず洋傑はこの辺りまでを目処にトレードしていこうかと思います。