洋傑のつぶやき(2021年1月7日:ランド円・テクニカル分析)

  本記事は洋傑の個人的分析に基づいた推測を記載しております。あくまで個人の見解であり、明確な動意を示すものではありません。その点をご理解の上、お読み下さいますよう、お願いします。

◆昨日の高値と安値のレンジで推移する今日の相場

 

※本記事は18:00-19:00前後に作成している内容となります。

 今日はランド円の推移が非常に限定的です。まあ直近を振り返ると週始め以外は専らそうでしたが。
 東京市場で6.82-6.85円レンジで膠着した後、欧州時間序盤で上抜けして6.89円付近まで達しました。その後は再度反落して今日の安値を更新していますが、18:20段階ではまだ昨日レンジを下抜けはしておらず、依然としてはっきりしない相場推移は続いています。

 考えられる理由は幾つかありますが、その辺はファンダメンタルズや諸指標推移によるものですので、本記事では割愛しますが、テクニカルの観点から見ても昨日から一歩、進展があったように感じます。今日はその辺を中心に書きたいと思っています。

※本記事は週間展望とは異なり、諸指標推移やファンダメンタルズの側面は原則考えないで進める分析記事となります。予めご了承ください。

◆昨日~今日の推移で、今回の下落は規模が大きくなりそうな予感

 

 まずはここまでの内容をおさらいしたいと思います。洋傑は現時点での波動推移を以下のように考えています。
■1波動目:7.145円→6.990円(0.155円)
■2波動目:6.990円→7.082円(0.092円)
 ※フィボナッチ・リトレイスメント:59.4(≒61.8)
■3波動目:7.082円→6.816円(進行中?・0.266円?)
 ※3波動/1波動=1.716(≒1.618?)

 また、3波動目は現時点の下値が数値的整合性が取りづらい位置である為、未だに3波動自体は続いていると考えており、その内訳は以下のように考えています。
■3-1波動目:7.082円→6.993円(0.089円)
■3-2波動目:6.993円→7.046円(0.053円)
 ※フィボナッチ・リトレイスメント:59.6(≒61.8)
■3-3波動目:7.046円→6.816円(0.230円)
 ※3-3波動/3-1波動=2.584(≒2.618) 
■3-4波動目:6.816円→6.901円(0.085円)
 ※3-4波動/3-1~3-3波動=0.320(≒0.382?)
 ※3-4波動/3-3波動=0.370(≒0.382)

 また、この辺はまだ自信がある訳ではありませんが、昨日高値6.901円が3-4波動終点の可能性として、かなり高くなっていると思っています。その辺の理由などはまた別の機会にお話ししたいと思います(当たっていればですが)。

 上述の仮定で考えた場合、下値推測は昨日推移で主に2通り、”3波動/1波動比で考える方法”と”3波動内推移で考える方法”があると思っており、その2点から導いた下値(3波動目終点)は以下の位置であると考えています。
■3波動/1波動比から推測した下値目処
①1波動の2.000倍:6.772円
②1波動の2.236倍:6.736円
③1波動の2.382倍:6.713円
④1波動の2.618倍:6.677円
⑤1波動の3.000倍:6.617円
⑥1波動の3.618倍:6.522円
⑦1波動の4.000倍:6.462円
⑧1波動の4.618倍:6.367円

■3波動内推移から見た下値目処
①3-1波動の1.000倍:6.812円
②3-1波動の1.236倍:6.799円
③3-1波動の1.382倍:6.779円
④3-1波動の1.618倍:6.757円
⑤3-3波動の0.618倍:6.759円

 …と、ここまでが昨日記事の主な推移推測となっています。
 そして、今日の推移からもう一つ見えてきたものがあります。それは「3-5波動が3波動内最大値幅になる」可能性です。

 洋傑は6.901円を3-4波動終点と考えており、それを3-5波動始点とした場合、現時点までの推移は以下のようになっています。
■3-5-1波動目:6.901円→6.816円(0.085円)
■3-5-2波動目:6.816円→6.886円(0.070円)
 ※フィボナッチ・リトレイスメント:82.3(≒78.6?)

 今日の欧州時間に付けた高値6.886円が3-5-2波動終点という事になりますが、既にこの時点で明確な5波動構成になりそうな形態を作り始めているように洋傑は感じます。

 特に昨日安値6.816円が気になる部分です。これは直近最安値とほぼ同じ位置であり(前回は6.8160円、今回は6.8165円と、僅かでも今回の方が高値)、この推移に目が行きました。
 この推移、1波動目と3波動目(3-1波動目)の構成に非常に似ており、3-5波動内で明確な衝撃波5波動が形成されるような気配に感じています。

◆3-5波動が大きくなる場合、その下値は6.6円辺りまでか?

 

 仮に6.901円が3-5波動の始まりとするのであれば上記の通り1波動目が0.085円となり、3波動目は恐らくこの1.618倍以上の値幅になる事が考えられます。そうなると3波動内部に於いて”5波延長型の衝撃波”となる事が推測されます。
 要するに3波動内部に於いて3-5波動の値幅が最も大きくなる、という推測です。

 そうなった場合、上記の3波動目目処の候補の中に”3-1~3-3波動値幅と近似値が3-5波動になる”推測を追加する必要が出てきます。その場合の下値目処は…
■3波動内1-3波動値幅と同値:6.635円

 となります。
 昨日示した3波動終点目処と併せると、現時点で可能性の高い位置としては
●抵抗ライン①:6.76-6.78円
●抵抗ライン②:6.62-6.65円
 と、洋傑は考えます。

 そうなってくると今後の見極めは早い段階でつくように感じます。何しろ直近下値更新をした場合、抵抗ライン①は真下であり、ここで反発するか抜けるかで判断できるのではと考えています。
 
 また、仮に6.901円が3-5波動始点となっている場合には、3-5-1波動終点になっている6.816円が強い抵抗帯として機能する事が考えられますので、それより高い位置は比較的安全な仕込み位置であると洋傑は個人的に見ています。
 新たに仕込んだ6.864円ショートは暫く放置して状況を見ていきたいと思います。

 それまでのショート平均レートは一部決済した部分を含め、7.055円となりました(6.864円新規分は除く)。そのポジションを3波動終点で決済するか、4波動が大きな上昇になってでもホールドして、5波動目終了まで我慢するか、今大いに悩んでいます…
 (;一_一)