洋傑のつぶやき(2021年1月9日:ランド円・テクニカル分析)

 本記事は洋傑の個人的分析に基づいた推測を記載しております。あくまで個人の見解であり、明確な動意を示すものではありません。その点をご理解の上、お読み下さいますよう、お願いします。

◆昨日はオープン前につけた安値6.710円を底に反発するも、6.82円が壁に

 

 今週もFxトレードお疲れさまでした。

 昨日は米雇用統計の発表もあったため、レンジは比較的狭かったものの6.75円-6.82円のレンジで上下する展開となりました。ランド円は非常に短い時間でトレンドがコロコロ変わる展開となり、余程スキャルピングが巧い方であればランド円でも利益が出せる状況…だったかも知れませんね。

 

 結局は3波動目が明確に終わったと示せるほどの材料が無い一方、6.710円からの上昇波動が明確に5波動と取れる推移とは言い切れない部分が今後の短期方向性を不明瞭にさせていると言えます。

 

 今日は土曜日ですので相場は動いていませんが、週間展望とは別にテクニカルに絞った内容で記事を進めいたいと思います。明日アップ予定の週間展望に於いてはテクニカル見解はこの記事をリンクを貼ります。予めご了承ください。

 

※本記事は週間展望とは異なり、諸指標推移やファンダメンタルズの側面は原則考えないで進める分析記事となります。予めご了承ください。

◆3波動ないし3-5波動は未だ終了判断できないが…

 

 まずはここまでの内容をおさらいしたいと思います。洋傑は現時点での波動推移を以下のように考えています。
■1波動目:7.145円→6.990円(0.155円)
■2波動目:6.990円→7.082円(0.092円)
 ※フィボナッチ・リトレイスメント:59.4(≒61.8)
■3波動目:7.082円→6.710円(進行中?・0.372円?)
 ※3波動/1波動=2.400(≒2.382)

 また、3波動目は現時点の下値が数値的整合性が取りづらい位置である為、未だに3波動自体は続いていると考えており、その内訳は以下のように考えています。
■3-1波動目:7.082円→6.993円(0.089円)
■3-2波動目:6.993円→7.046円(0.053円)
 ※フィボナッチ・リトレイスメント:59.6(≒61.8)
■3-3波動目:7.046円→6.816円(0.230円)
 ※3-3波動/3-1波動=2.584(≒2.618) 
■3-4波動目:6.816円→6.901円(0.085円)
 ※3-4波動/3-1~3-3波動=0.320(≒0.382)
 ※3-4波動/3-3波動=0.370(≒0.382)


 上述の仮定で考えた場合、下値推測は昨日推移で主に2通り、”3波動/1波動比で考える方法”と”3波動内推移で考える方法”があると思っており、その2点から導いた下値(3波動目終点)は以下の位置であると考えています。
■3波動/1波動比から推測した下値目処
①1波動の2.382倍:6.713円
②1波動の2.618倍:6.677円
③1波動の3.000倍:6.617円
④1波動の3.618倍:6.522円
⑤1波動の4.000倍:6.462円
⑥1波動の4.618倍:6.367円

 

 …と、ここまでが前回記事までの主な推移推測となっています。

 そして、前回記事で書いていた3-5波動推移ですがこの内容には昨日推移に於いて変化が生じています。まずは前回記事で

書いていた推定波動カウントを記載します。

■3-5-1波動目:6.901円→6.816円(0.085円)×
■3-5-2波動目:6.816円→6.886円(0.070円)×
 ※フィボナッチ・リトレイスメント:82.3(≒78.6?)

 

 そしてその後の推移において大きく値を下げたため、洋傑は3-5-2波動目が強い上値抵抗として機能し、次回上昇高値は6.816円未満の値で反落すると考えていました。しかし実際はその値を越えてしまい、この波動カウントは破綻しています。

 また上述の通り、かといって3波動ライン・3-5波動ラインは超えていないため、今現在の下落波動は3-5波動内の修正範囲で片付く可能性があります。勿論このラインを越えて3-5波動ないし3波動が終了する展開もあり得ますので、今回は両面に言及して書いていきたいと思います。

 

 まず3-5波動・3波動ともライン上限が殆ど重なっています。月曜日の欧州時間序盤(18:00-20:00)までに限定していえばライン上限はおおよそ以下の範囲になると考えます。

□3波動ライン:6.83円-6.85円

□3-5波動ライン:6.85円-6.87円

 3-5波動ラインの方が上限が緩やかですが、3波動ラインを越えると即ち3--5波動も抜けたことになりますので、事実上6.83円辺りまでが実質的な月曜日の見極めラインになりそうです。そうなると現時点の推移は①3-5波動継続中 か、②既に4波動目に入っている の2択になります。

 

 ここで3-5波動目の現状推移について記載しておきます。

■3-5波動目:6.901円→6.710円?(0.191円?)

 ※3-5波動/3-1波動=2.146?

 

 既に3-5波動は3-1波動の1.618倍を越えています。前回記事で書いた「3波動内推移から見た(3波動)下値目処」の目安である3-1波動の1.000倍~1.618倍は全て明確に超えており、この経緯から見れば3-5波動目は3波動内に於ける最大値幅の下落波動(延長波)となる可能性がかなり高いと言えます。

 そしてその場合、まだ3-3波動目の値幅を越えていない点からも、更に下値を広げる事は十分あると見ています。

 

 しかしながら同時に推定していた3-5-2波動の上値抵抗は越えています。仮に3-5波動が継続している上述①のケースで考えると、3-5-1波動は前回記載した6.901円→6.816円(0.085円)ではなく、6.901円→6.710円(0.191円)となり、現在の上昇がその2波動目という事になります。要するにこれから大きな下げがある、という事になります。

 

 また、逆に3波動自体が終了していた場合には2波動目始点(6.990円)を上限として、上昇することが考えられます。

 

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 …話がややこしくなってきたので、少しまとめます。

 要は、ここから先考えられるパターンを順次記載しますが、その内容は以下の通りです。

□3-5波動継続パターン(延長波・下落傾向)

□4波動目パターン(中短期の上昇傾向)

 見解によって方向性が全く異なってくるので、慎重に見定めすることが週明け重要となりそうです。

 

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 最初に3-5波動継続パターンの下値(3波動終了)目処推測です。

 これは上述した1波動目からの推測と3波動内部推移から見た下値推測の2つに絞られますが、後者に関しても3-1波動目からの1.618倍上限を越えていますので、自動的に3-1~3-3波動値幅(0.266円)という事になります。同時に最大値幅になる事を前提に考えると、3-5波動目始点(6.901円)から考えて6.671円以下と推測できます。

 

今後推測される(3波動)下値目処
①1波動の3.000倍:6.617円
②1波動の3.236倍:6.581円
③1波動の3.382倍:6.558円
④1波動の3.618倍:6.522円
⑤1波動の4.000倍:6.462円
⑥1波動の4.236倍:6.426円

⑦1波動の4.382倍:6.403円

⑧1波動の4.618倍:6.367円

 

⑨3-1~3-3波動値幅:6.635円

 

 という内容になります。⑨を除くとエグイ下落となる事が考えられますね…

 また、上述の3-5-1波動が0.191円である仮定を基にすれば、⑨の可能性はかなり低く、⑤~⑧辺りが…と洋傑は妄想してしまいます。

 

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 もう一つは4波動目が既に開始されている展開です。

 これは6.990円を上限に以下のパターンが推測されます。

□直近下落幅(7.145円→6.710円・0.435円)でのリトレイス

 ①F38.2:6.876円前後

 ②F50.0:6.927円前後

□3波動下落幅(7.082円→6.710円・0.372円)でのリトレイス

 ①F38.2:6.852円前後

 ②F50.0:6.896円前後

 

 加えて、現時点のリトレイス幅でも最低限の戻り値は達成できています。但し、まだ3波動ラインを越えていないので、少なくとも直近反発高値6.825円を更新する展開はあると考えます。

 

 また、こちらのケースは比較的時間がかかる推移になる事が考えられますので、その間の動きはかなり流動的になりそうです。いずれにせよ6.990円を上限に、フラットないし収束(トライアングル)相場で修練されていくと考えます。 

◆今後の洋傑戦術:

 

 まずはラインの見極めでしょうか。週明け上昇するのであれば明確な判断ができる可能性は高いですが、逆に下窓ないし下落推移になった場合には直近安値6.710円を下抜けるかどうかで見極める事が重要になりそうです。

 

 因みに6.710円からの上昇ラインは…何とも判断ができない状況です。時間足で見れば明確に3波動ですが、その内部波動推移は3波動推移とも5波動推移とも言えない動きに感じます。やはりラインで見極めるしか方法が無いように感じます。

 さあ、週明けはどうなる・・・