洋傑のつぶやき(2021年2月10日・ランド円単日展望)

 本記事は洋傑個人の分析と見解に基づいた内容となっており、ランド円推移に対する個人的推測となります。

 予めご理解の上、ご覧頂くようお願いします。

◆先日の振り返り及び諸指標分析の独自ルールについて

 

 今日は日別展望を書いていきたいと思います。単日展望である特性上、精度は週間展望やテクニカル分析には劣ると思いますが、直近の推移を織り込んだ分析と判断で考えていきたいと思います。

 尚、週間展望及びテクニカル考察は以下のリンクからご覧になれます。基本的にはこの内容を踏襲した前提で進めていきますので、おおよその流れは下記リンクから確認いただけると幸いです。

 

※ランド円週間推移・テクニカル分析

※ランド円週間展望

 また、これまでの週間展望記事の精度が比較的良いので、基本は分析内容を踏襲してこちらも進めます。また単日展望である関係上、諸指標推移の一部簡略化とテクニカル考察は基本週間記事を前提とします。

 

 諸指標推移についての各分析指標は以下の通りとします。

 

■株価動向(先物):各動向の総合判断で加点

 日経225 / NYダウ / ナスダック100 / SPX500 / DAX30 / 香港40 / 中国ハンセン指数

■債券(利回り)動向:各動向の総合判断で加点

 アメリカ10年 / 日本10年 / ドイツ10年

■リスク指標(金銀)動向:ドルインデックスとの相反比から判断

 金価格

■商品先物動向:各動向の総合判断で加点

 銀価格 / 銅価格 / アルミ価格 / 原油価格

■南ア債(利回り)動向:各動向別に挙げた上の平均点で判断

 短期債(2年) / 中期債(10年) / 長期債(20年)

■通貨動向:各地域別に分けて通貨強弱判断

 ドルインデックス / 円インデックス / 欧州通貨インデックス(ユーロ・フラン) / 資源国通貨インデックス(加・豪・NZ)

 

 これらを以下の2期間(週間は3期間)に分けて分析し、5判断に分けてポイント計算します。

■期間

 ・1日動向(主に金曜~土曜推移)…2倍計算

 ・1週間動向…3倍計算

■判断

 ・上昇顕著…2ポイント

 ・上昇傾向…1ポイント

 ・横ばい…0ポイント

 ・下落傾向…-1ポイント

 ・下落顕著…-2ポイント

 

 この加点方式で出た各指標の総点数は以下の分析判断とします。

■指標点数判断

 ・上昇顕著:8ポイント以上

 ・上昇傾向:5~7ポイント

 ・横ばい:-4~+4ポイント

 ・下落傾向:-5~-7ポイント

 ・下落顕著:-8ポイント以下

 

 これらの各指標判断を基に、諸指標推移としての洋傑の個人的総合判断を出します。

 また、それに加えてテクニカル考察記事を基とした分析考察を交え、総合判断を出します。要は週間展望の簡易版と捉えて頂ければよいと思います。まあ日別なのでまず「書く」事を大事に進めたいと思いますので、宜しくお願いします。

 

 では始めましょう。

◆諸指標推移判断・テクニカル考察・総合判断

※各指標判断は総合結果のみ記載

■株価先物動向:+3ポイント(横ばい)

■債券(利回り)動向:+3ポイント(横ばい)

■商品先物動向:+9ポイント(上昇顕著)

■南ア債(利回り)動向:-5ポイント(下落傾向)

 

■通貨インデックス動向:ドル<<欧州・資源国<円

 

■リスク指標動向:+5ポイント(上昇傾向)

 

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 次にテクニカル考察です。

 こちらは短期推移が殆ど判断できない状況です。ごく短い期間のトレンドラインは上下交錯しており、典型的な膠着相場が伺えます。小幅にはかなり荒い動きを示していますが、未だに方向性を示すほどの流れは見えません。

 

 中短期テクニカル考察に関しては週間記事に書いてありますので、そちらからご確認願います。

■テクニカル考察判断:上下拮抗

 中 期:上下拮抗

 中短期:上下拮抗

 短 期:不明瞭

 

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 以上、個人的テクニカル考察及び諸指標推移をまとめると、

 

ⓐ諸指標推移は未だに上昇傾向が優勢な状況は続いているものの、指標判断として横ばいが多く、流れとしては変わりつつある気配もあり相場急変に注意が必要だと考える。また南アフリカ債利回りは下落傾向に判断が変わっており、欧州時間には下げ圧力が強まる可能性もある。

→概況の方向性としては「横ばい」、安定性は「低い」と考える。

 

ⓑテクニカル見解は中期・中短期とも判断が難しく、当面は下値6.90円前後、上値7.145円が見極めポイントとなる可能性が高い。その間の推移は一時的な動きになる事も考えられ、想定ラインを越えるまでは推移が流動的になりやすいと推測する。

→昨日の高値安値ラインは崩れつつあり、そのレンジを一段越えて直近安値(6.968円)~最高値(7.110円-7.145円)の間での値動きになると考える。よって昨日高値安値は超える可能性が高い。

 

 となります。

◆ランド円レンジ推測:6.95円ー7.14円

 

 推定レンジは上限を7.14円・下限を6.95円としました。昨日よりは想定範囲を広げています。

 個人的な見解を言えば、高値→下落といった流れになるのではと思っています。概況推移は最近ランド円への影響が流動的であり、次第にテクニカル優勢な流れに変わっている点からそう見ています。

 

 テクニカル的には6.657円からの上昇トレンドが3-3-5波動のフラット調整になっている事から、上昇よりは下落志向が強いと考えます。一方で諸指標推移は依然として上向きで、これが高値での売買攻防を引き起こしている事が推測できます。よってまだこの攻防は続く可能性が高いです。

 

 ただ、短期の持ち合い相場は崩れつつあります。既にチャート形態はその兆候を示していますので、昨日よりは広いレンジで動く事は可能性として高いと思いますし、値動きは連日同様に荒く、かなり不安になりそうな相場展開を推測します。

 

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 レンジ推測は以上ですが、一応洋傑の個人的相場推移推測を記載しておきます。

 この内容は上述の推移展望とは別の見解(展望は上下レンジと値動き・安定性のみ記載)です。厳密に書く手前、精度等は勿論展望内容より低いので、予めご理解の上、ご覧ください

 

■洋傑の個人的・今日のランド円推移展望

①日レンジ:6.95円-7.14円(展望内容と同じ)

②方向性推測

 ・東京時間:高値維持・小幅に不安定

 ・欧州時間:上下に荒く推移・最終的には下向き

 ・米国時間:上下に荒く推移・一定レンジで推移

③各時間別レンジ推測

 ・東京時間:7.05円-7.14円(相場基軸:7.09円)

 ・欧州時間:6.95円-7.14円(相場基軸:7.00円)

 ・米国時間:6.95円-7.05円(相場基軸:7.00円)

 

 個人的展望は思いっきり外れることもありえますので悪しからず。

 (*'ω'*)