洋傑のつぶやき(2021年2月11日・ランド円単日展望)

 本記事は洋傑個人の分析と見解に基づいた内容となっており、ランド円推移に対する個人的推測となります。

 予めご理解の上、ご覧頂くようお願いします。

◆諸指標分析の独自ルールについて(テンプレ)

 

 本記事は単日展望である特性上、精度は週間展望やテクニカル分析には劣ると思いますが、直近の推移を織り込んだ分析と判断で考えていきたいと思います。

 週間展望及びテクニカル考察は以下のリンクからご覧になれます。基本的にはこの内容を踏襲した前提で進めていきますので、おおよその流れは下記リンクから確認いただけると幸いです。

 

※ランド円週間推移・テクニカル分析

※ランド円週間展望

 また、これまでの週間展望記事の精度が比較的良いので、基本は分析内容を踏襲してこちらも進めます。また単日展望である関係上、諸指標推移の一部簡略化とテクニカル考察は基本週間記事を前提とします。

 

 諸指標推移についての各分析指標は以下の通りとします。

 

■株価動向(先物):各動向の総合判断で加点

 日経225 / NYダウ / ナスダック100 / SPX500 / DAX30 / 香港40 / 中国ハンセン指数

■債券(利回り)動向:各動向の総合判断で加点

 アメリカ10年 / 日本10年 / ドイツ10年

■リスク指標(金銀)動向:ドルインデックスとの相反比から判断

 金価格

■商品先物動向:各動向の総合判断で加点

 銀価格 / 銅価格 / アルミ価格 / 原油価格

■南ア債(利回り)動向:各動向別に挙げた上の平均点で判断

 短期債(2年) / 中期債(10年) / 長期債(20年)

■通貨動向:各地域別に分けて通貨強弱判断

 ドルインデックス / 円インデックス / 欧州通貨インデックス(ユーロ・フラン) / 資源国通貨インデックス(加・豪・NZ)

 

 これらを以下の2期間(週間は3期間)に分けて分析し、5判断に分けてポイント計算します。

■期間

 ・1日動向(主に金曜~土曜推移)…2倍計算

 ・1週間動向…3倍計算

■判断

 ・上昇顕著…2ポイント

 ・上昇傾向…1ポイント

 ・横ばい…0ポイント

 ・下落傾向…-1ポイント

 ・下落顕著…-2ポイント

 

 この加点方式で出た各指標の総点数は以下の分析判断とします。

■指標点数判断

 ・上昇顕著:8ポイント以上

 ・上昇傾向:5~7ポイント

 ・横ばい:-4~+4ポイント

 ・下落傾向:-5~-7ポイント

 ・下落顕著:-8ポイント以下

 

 これらの各指標判断を基に、諸指標推移としての洋傑の個人的総合判断を出します。

 また、それに加えてテクニカル考察記事を基とした分析考察を交え、総合判断を出します。要は週間展望の簡易版と捉えて頂ければよいと思いますので、宜しくお願いします。

 

 では始めましょう。

◆諸指標推移判断・トレンド考察・総合判断

※各指標判断は総合結果のみ記載

■株価先物動向:+3ポイント(横ばい)

 →前日比:変動なし

■債券(利回り)動向:±0ポイント(横ばい)

 →前日比:-3ポイント(下落)

■商品先物動向:+6ポイント(上昇傾向)

 →前日比:-3ポイント(下落)

■南ア債(利回り)動向:±0ポイント(横ばい)

 →前日比:+5ポイント(上昇)

 

■通貨インデックス動向:ドル<<欧州・資源国・円

 →前日比:ドル上昇・その他下落

 

■リスク指標動向:+3ポイント(横ばい)

 →前日比:-2ポイント(下落)

 

--------------------

 

 次にテクニカル考察の項ですが、こちらは「トレンド考察」に内容を変えます。

 テクニカル考察週間展望にも書いていますし、ここで変化する内容ではないと思いますので、トレンドラインの単純な判断で書きたいと思います。また期間・判断基準については以下の様に捉えて考察します。

■期間区分

①中期:2か月~半年前からの傾向

②中短期:2週間~2か月からの傾向

③短期:3日~2週間からの傾向

④直近:前日~本日の傾向

■判断基準

※該当期間から現在までの個人的トレンドラインの継続・反転で判断

ⓐ上昇顕著:複数の上昇トレンドラインが継続・明確な下落トレンドが無い

ⓑ上昇傾向:上昇トレンドが多く・下落トレンドが少ない

Ⓒ上下拮抗:上下トレンドが同等程度、もしくは膠着が伺える

ⓓ下落傾向:下落トレンドが多く・上昇トレンドが少ない

ⓔ下落顕著:複数の下落トレンドラインが継続・明確な上昇トレンドが無い

 

 よって、本質的に週間テクニカル考察と観点が異なります。その辺はご了承ください。

 

■トレンド考察判断:上昇傾向

 中 期:上昇傾向

 中短期:上下拮抗

 短 期:上昇顕著

 直 近:上下拮抗

 

 これだけだと直近傾向しか判断できず、諸指標推移とは異なってテクニカル分析としては弱いと思いますので、ここに肉付けの意味で書き綴り式の直近テクニカル考察は簡潔に書いておきます。

 

■直近テクニカル考察:

 →上昇優勢も、最高値更新阻止のレジスタンスラインは強く作用か

 

 昨日の上昇は少々意外ではありましたが、こちらも意外なことに7.145円で綺麗に留まりました。前回の最高値が7.1458円であり、今回のそれは7.1452円でしたので、最高値更新はしていません。阻止成功となっています。

 

 昨日の数度にわたる上昇試しを何とか防いだ事や、そこから5銭程下押しした現状推移は上昇優勢なトレンドラインを背景とした動きに反し、逆に下落が優勢になりそうな相場反転の様相を強めています。

 

 現状のトレンドラインから見て、6.753円(推定c波及び3波始点)からの上昇トレンドは5波動目である事は可能性として高く、5波動目始点は高い確率で6.968円であると見ています。その6.968円からの上昇トレンドラインは把握が非常に難しい状況ではありますが、6.753円からの上昇5波動に於いて、6.968円→昨日高値の値幅は1波動の1.22倍となり、1.236倍の近似値で落ち着いている点も、反転の理由としては一定存在します。

 

 ですが、直近の上昇をみても5波動構成が綺麗に確認できませんので、相場の大きな反転時にある「複数の5波動終了」が確認し切れない以上、反転と判断するには早計と言えますので、この辺は慎重に見る必要があるでしょう。

 

 とはいえ、昨日の7.145円反転の上値抵抗はかなり強くなっていると思われます。 

 

--------------------

 

 以上、個人的テクニカル考察及び諸指標推移をまとめると、

 

ⓐ諸指標推移は昨日より下落傾向が強まっているものの、依然として横ばいないし上昇が優勢な状況と言える。また南アフリカ債利回りは逆に下落傾向が弱まり中立になっている点から、概況による下値圧力と自国指標による押し上げの相場拮抗状態は昨日と旗色が変わっただけで変化はないと考える。

→概況の方向性としては「横ばい」、安定性は「低い」と考える。

 

ⓑテクニカル見解はトレンドについては上昇優勢な形態が変わらないものの、昨日推移に於いて上値に強い抵抗ラインが形成された可能性があり、高値については限定的であると推測する。下値についてはまだ不明瞭な部分が多く判断できない。

→高値ラインは7.145円が強く作用思想であり、この点が当面お上値と考える。下値ラインは7.04-7.07円ラインにあると推測。それを抜けると6.95円前後まで下がる可能性はある。

 

 となります。

◆ランド円レンジ推測:7.04円ー7.14円

 

 推定レンジは上限を7.14円・下限を7.04円としました。

 各時間毎に推移が流動的になりそうな気配がありますが、基本的に今日もレンジはあまり大きくならないかな、と思っています。とはいえ、昨日よりは上下しそうですが。

(;´・ω・)

 

--------------------

 

 レンジ推測は以上ですが、一応洋傑の個人的相場推移推測を記載しておきます。

 この内容は上述の推移展望とは別の見解(展望は上下レンジと値動き・安定性のみ記載)です。厳密に書く手前、精度等は勿論展望内容より低いので、予めご理解の上、ご覧ください

 

■洋傑の個人的・今日のランド円推移展望

①日レンジ:7.04円-7.14円

②方向性推測

 ・東京時間:小幅な推移で方向感なし

 ・欧州時間:上下に荒く推移・最終的には下向き

 ・米国時間:欧州時間相場の一定戻し

③各時間別レンジ推測

 ・東京時間:7.06円-7.12円

 ・欧州時間:7.04円-7.14円(7.04円抜ければ6.95円)

 ・米国時間:7.04円-7.09円(7.04円抜ければ下値は6.95円)

 

 個人的展望は思いっきり外れることもありえますので悪しからず。

 (*'ω'*)