洋傑のつぶやき(2021年2月13日:週間ランド円動向・テクニカル考察)

 本記事は洋傑の個人的分析・考察に基づいた推測を記載しております。あくまで個人の見解であり、明確な動意を記載しているものではありません。その点をご理解の上、お読み下さいますよう、お願いします。
 また週間展望とは異なり、諸指標推移やファンダメンタルズの側面は原則考えないで進める分析記事となります。予めご了承ください。

◆一週間の振り返り:まさかの最高値更新で、中短期展望も大きな見直しに

 

 先週の推移では直近の最高値である7.145円を遂に突破し、ランド円は大きなトレンド転換になるかどうかの瀬戸際に立っている状況にまで至ってきました。これ以上の上昇が目立ってあるようなら、恐らくは長期目線でのトレンド転換に入る事が推測されるだけに、今回は分析をいつも以上に行いました。

 

 結果的に半日近くPCに張り付く結果となってしまいましたが。今は深夜の2時です。ネムイネムイ…

 色々書くと長くなるので、今回はいつも以上に図解メインになるかもしれませんが、何とご了承ください。

 本記事では今週推移の振り返りと、今後の動向推測をテクニカルの観点から考察してみたいと思います。

 

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 中短期の目線で最高値を7.145円としていたところもあり、短期目線では可能性としてあると書きながらも、今後の推移も含め見直しを迫られたのは事実です。よってここまでのおさらいを行っておきます。

 洋傑は長期推移に於ける分析として、5.607円から始まる上昇トレンド(推定調整波)abcが発生していたと考えています。その内容はこれまでにも何度か図解しました。その中で、今回の上昇と、直近の下落(7.145円→6.657円)の分析を再度行いました。その結果において確認した事項は以下の通りです。

 

①直近下落トレンドに於いても、5.959円からの上昇トレンドラインを割っていない

 →まだc波が継続している可能性高い

②7.145円高値前の安値である6.670円をその後の下落で割っている点

 →7.145円~6.657円下落トレンドは独立した下落である可能性(4波?)

 

 です。図解にすると、これまでの推移考察は以下の通りです。

 

 

 …と考えています。

 まだc波が終わっていない点から、恐らくc波内で5波動構成になる事が推測されますが、大きな節目の判断でもあるので、今回は長期・中期・中短期の3目線で今後の高値を推測していきたいと思います。

 

 ではまず長期目線、5.607円からのトレンドからみる高値推測です。

 

 

 長期目線で見た場合にはa波とc波の値幅比で見るという、かなりシンプルな内容となります。1.236倍ないし1.382倍を越えると実質的に1.618倍ないしそれ以上の上昇が発生する「長期のトレンド転換衝撃波」が発生することになりますので、もう少し先の推移も含め、1.382倍とその許容範囲である値幅を考えても7.24円-7.32円ラインが実質的な高値の見極めラインになると思われます。

 

 7.32円までで収まるか、それを越えると7.50円までは上昇する可能性がかなり高まりそうです。

 

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 では次に中短期目線です。

 

 

 こちらは5.959円からの上昇トレンドで見た場合の推測高値です。

 この間の推移はある程度明確な5波動目に入っている気配が強いので、推定1波動目・3波動目から一定の高値推測ができます。その際の上値は7.29円-7.40円か、それ以上かに分かれます。

 

 長期目線で見た場合のラインが優先される部分が大きいので、実質的には7.29円-7.32円で止まるか、大きく上抜けるかの判断に分かれるところであると考えます。

 

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 最後に中短期目線で見た高値推測となります。

 

 

 こちらは3波動しかまだ確認できません。その上3波動目の内部波動のカウントが非常に難しい推移となっており、この部分では正確な3波動終点のめども立てられません。まあ現時点の高値も一定数値的整合性が取れているので、7.22円-7.24円辺りが一定の上値になるだけの根拠にはなりますが…あまり期待はできません。

 

 但し、3波動目である点は、今後大きく伸びるにしても反落するにしても5波動構成になる特性がある以上、反落→反発のアクションが出る点は高いと思われます。

 

◆反落か上抜けか…見極めポイントと以後の推移推測

 

 では今後の推移パターンについて考察してみたいと思います。

 今回想定されるケースは大きく二つ、皆さまもご存知の「相場反転反落」か「最高値更新」の明暗分かれる2パターンです。

 

 先ずは先週記事から抜粋した想定パターンの一つ、7.145円越えのケースを再度見てみたいと思います。

 

 

 今現在の推移はこれに則った推移であると言えます。ランド円は7.145円を越えた後かなり小幅に振れ最終的には7.2円を越えてきました。ただ大きくは値を伸ばさずに週末クローズしています。そういった流れを見る分には↑添付の図解に沿った展開であると考えます。

 

 上述の通りまだ6.657円からの上昇が3波動しか確認できない点も、一旦の高値が7.26円までで留まる可能性を強く示唆していると思われます。

 

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 これを踏まえた上で今後の推移パターンを考えてみましょう。まずは7.24円-7.32円までに反落するケースです。

 

 

 このパターンは7.24円-7.32円ラインまでで一度反落した後に再度反発して最高値更新、5波動構成を完了させた後に本下落に入る、といった内容です。この推移では最終的な高値が7.32円迄に収まる必要性があるため、最初の反落位置はもう少し下の7.24円-7.28円の間でないと厳しいといった事情もあります。

 

 この仮定で考えると、現在の位置は天井近くという事になり、一旦は7.005円を割らない位置まで下がり、再度反発する展開になると思われます。

 

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 次に上抜けのパターンです。

 

 

 このケースでは今回の上昇自体が全く収まらずに7.32円を越えて大きく伸びる展開となります。

 まあ図解通りの内容ですが、値幅を無視すれば実は流れ自体は反落とあまり変わりません。要は上抜けてから一旦下がって大きく反発するか、その規模が小さくてトレンドが変わるかといった感じです。

 

 これまでの図解を見て頂ければわかると思いますが、今週の見極めは高値にあり、です。

 7.24円-7.32円を守れるようなら反落トレンド転換、上抜けるようなら青天井となるのがテクニカルでの考察です。

 (´-ω-`)ナントカオワッター