洋傑のつぶやき(2021年2月20日:週間ランド円動向・テクニカル考察)

 本記事は洋傑の個人的分析・考察に基づいた推測を記載しております。あくまで個人の見解であり、明確な動意を記載しているものではありません。その点をご理解の上、お読み下さいますよう、お願いします。
 また週間展望とは異なり、諸指標推移やファンダメンタルズの側面は原則考えないで進める分析記事となります。予めご了承ください。

◆一週間の振り返り:最高値更新から更に一段上昇も、反落して方向感出ず

 

 先週の推移で直近の最高値を越えた段階から更に一段、洋傑が今後の長期トレンドの上で重要な見極めラインとしていた7.31円を越えました…が、その後反落して週間安値を付けた後は、その高値安値を日々上下しながら膠着した流れでクローズしています。

 まあ正直、この見極めライン自体が下述する通り、波動カウントとして正しくなかった可能性が高く、既に実質的な5波動構成が始まっていると言える状況にあると考えています。

 

 その前にひとまずは直近の推移を押さえておく必要があると思いますので、その辺から始めていきたいと思います。

 本記事では今週推移の振り返りと、今後の動向推測をテクニカルの観点から考察していきます。

 

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 さて、今週の推移ですが、先週の動意に於いて既に5.607円からの上昇波動がabc調整ではなく、5波動の衝撃波になる可能性が高まっている状況となっていたようです。この点を見抜かっていた理由として推定3波動(この時点ではc波)トレンドラインを割っていた部分を見ていなかった為です。

 

 既に6.657円に下がるトレンドに於いてこのラインを割っており、6.657円からの波動が7.145円を越えた時点で5波動目である可能性がかなり高くなっていると言えます。文字で書くとよくわからないので図解しています。

 

 

 …と言う訳です。既に5波動目であると考えるべきでしょう。そしてこの点は今週あまり触れませんが、今回の上昇形態が楔形収束(リーディング・ダイアゴナル・トライアングル)になりそうな気配もあります。

 

 それは来週書くとして、ひとまずはこのように洋傑は考えているわけです。この仮定で考えれば、今後の上昇は大きな5波動目にあたり、この上昇の終息こそが大きな相場転換になるタイミングとなる可能性は極めて高いと言えます。

 

 そういった意味でも、この6.657円からの上昇波動を5波動構成で見ていけば今後の高値目処も分かっていきそうです。その上昇トレンド内部波動を考察したのが以下の図解となります。

 

 

 これは日別展望記事でも何度か書きましたが、6.657円からの上昇波動は1波動と2波動こそ明確に見える部分が大きいですが、3波動目は非常に長くダラダラと上昇している関係上、推移が非常に見づらい部分があります。よってその終点もまだはっきりわからない部分が多いですが、その判断方法としてトレンドラインを割るかどうかがあります。

 

 今回の7.331円を始点とする下落がどこまで下がるかについては日別展望でも書いていますが、週間展望ではその単体トレンド自体の推移ではなく、より大きな3波動目終了の是非の部分についてのみ書きます。

 

 現時点の3波動トレンドラインは7.05円前後にあり、このラインに今回の下落トレンドが達する可能性は現時点では五分五分といったところだと思います。この辺は諸指標推移によって結果が変わってきそうな気がします。つまりは強い不確定要素と言えます。

 

 この推移を現時点ではパターン化する事しかできませんので、今回は3パターン考えました。来週の推移はこの点に集中すればほぼ収まると個人的には考えています。

 ではまず一つ目、3波動トレンドラインを割ってから7.01円までで反発するケースです。

 

◆今後の推移推測

 

 現時点ではこの可能性が最も高いように感じていますが…この系統の発言はいつも外れてしまいますよね。それだけ相場推移は我々の想像の上を行く、という事でしょうかね。

 

 この推移では7.01円-7.08円の間(この辺は下がるのが遅いほど高値で跳ね返る可能性が高い?)で反発して再度高値を更新する展開となりますが、この反発→上昇こそが最後の最後の上昇波動となり、以後は反落するという流れに繋がる事になりますので、割と推移は勢いよく一気に上がって緩やかに反落する展開ですかね。

 

 高値は反発した地点次第ですが、下落値幅が1波動目(0.348円)近似値以内で収まる事が前提になりますので、5波動が最大値幅になる可能性は低いと考えます。よって7.35円~7.56円の範囲で収まると見ていますが、最高値を更新すればどこで反落しても不思議はなく、正直ホールドに悩むことにはなりそうです。

 

 次に2つ目、3波トレンドラインを抜けずに再度高値を更新するパターンです。

 

 

 このパターンでは推定3波動が更に伸びる事が前提となりますので、現在の1波動比1.66倍よりさらに伸びる事になりそうです。3波動としての推定高値としては3波動内部の推移から一定伸びる事も考えられますが、上図では暫定的に7.35円-7.45円としています。まあ、この辺は柔軟に対応するべき部分であり、話の核心はその後の推移です。

 

 高値を更新した後に反落する展開が考えられますが、その下値は最初のケースより限定されることになる可能性が高いように思います。そしてその後は反発して再度高値更新する辺りは最初のケースと同じです。

 但し、その際の高値はより上になると思われます。

 

 では最後に7.005円すら抜けるパターンです。

 

 

 このパターンは現時点では可能性として非常に低いと思っていますが、直近の相場推移は非常に脆弱な部分も多く、洋傑がトレードしている銀ドルなども金曜日には一時的に暴落する局面もあったため、可能性の一つとして記載しておきます。

 

 この場合にはさらに一段下にある6.657円からのトレンドラインを割るかどうかにもかかってきます。下抜けるようであればそれは5.607円から始まった上昇トレンドの終了(既に5波動構成にはなっている点から、恐らくは最安値を割る展開にはならないと思われる)となり、一旦の下げ局面が本格的に来る可能性が高まります。

 逆にそのトレンドラインを抜けずに反発するようであれば、今後も大きく伸ばす展開が推測されます。

 

 但しこの展開になると推移が非常に不安定になり、その日その日で推移を推し量る事が重要となってくるほど相場推移は不明瞭になりそうです。できるだけそうならない展開を祈りますが…

 

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 個人的には最初の展開になるのではと思っていますが、現時点では何とも言えません。あくまでテクニカル単体で考えれば可能性として最も高いと思いますが、諸指標動向がまだ分からない以上、早々の判断は危険です。

 

 その辺も含め、明日の週間展望はより慎重に見ていきたいと思います。

 (´-ω-`)ネムイ