洋傑のつぶやき(2021年2月22日・ランド円単日展望)

 本記事は洋傑個人の分析と見解に基づいた内容となっており、ランド円推移に対する個人的推測となります。

 予めご理解の上、ご覧頂くようお願いします。

◆はじめに

 

 本記事は単日展望である特性上、精度は週間展望やテクニカル分析には劣ると思いますが、直近の推移を織り込んだ分析と判断で考えていきたいと思います。

 週間展望及びテクニカル考察は以下のリンクからご覧になれます。基本的にはこの内容を踏襲した前提で進めていきますので、おおよその流れは下記リンクから確認いただけると幸いです。

 

※ランド円週間推移・テクニカル分析

※ランド円週間展望

 また、これまでの週間展望記事の精度が比較的良いので、基本は分析内容を踏襲してこちらも進めます。また単日展望である関係上、諸指標推移の一部簡略化とテクニカル考察は基本週間記事を前提とします。

 

 諸指標推移について分析判断などの基本事項は上記リンクに記載しておりますのでそちらかご覧ください。

 

 では始めましょう。

◆諸指標推移判断・トレンド考察・総合判断

※各指標判断は総合結果のみ記載

■株価先物動向:▲2ポイント(横ばい)

 →前日比:+3ポイント(やや上向き)

■債券(利回り)動向:+8ポイント(上昇顕著)

 →前日比:±0ポイント(横ばい)

 

■南ア債(利回り)動向:▲8ポイント(下落顕著)

 →前日比:±0ポイント(横ばい)

■商品先物動向:

 ⓐ金価格:▲6ポイント(+2)

 ⓑ銀価格:+2ポイント(+9)

 Ⓒ銅価格:+10ポイント(+4)

 ⓓ白 金:+4ポイント(+8)

 ⓔアルミ:+10ポイント(+4)

 ⓕ原 油:+4ポイント(+1)

 →産業資源:上昇傾向

 →金融資源:金≦銀<プラチナ・全般的に上昇傾向

 

■通貨インデックス動向:円<ユーロ≦ドル<資源国

 

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 次にテクニカル考察です。

 テクニカル推移は直近推移が非常に不明瞭になっています。現状の大きな推移は7.331円からの下落トレンドであると考えますが、金曜日推移及び今朝の推移に依ってごく短期動向はかなり不明瞭になっています。欧州市場が始まってすぐに大きく一方向に向かって上下するような展開にはなりづらいように感じます。

 

 因みに直近推移(7.284円からの下落トレンド)は見方によってテクニカル的には見解が分かれやすい状況と言えます。

①7.153円を始点とする上昇に対する調整波動

 →7.153円までで反発して7.284円を越える上昇

②7.331円から始まる下落3波動(c波)

 →7.153円を割る展開

 

 まだ現時点でどちらかを見定めるのは非常に難しいですし、あまり重要ではないと考えます。この辺は推移が「どちらともとれる」ものである以上、この辺は諸指標動向に左右されやすい為です。大事なのはこれから上下のラインをどちらに抜けるかであると考えます。

 つまり今日も推移はかなり変動する可能性が高い、と言えます。

 

 さて、テクニカルでの考察から直近推移がどうなるかは今日の相場からみて判断が困難な反面、トレンドンラインでは一定はっきりと区分けできると思われます。

■上抜けライン:7.23-7.25円

■下抜けライン:7.13-7.15円

 この上下ラインを抜ければ、恐らく直近トレンド方向が明確に出てくると思われます。

 

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 以上、個人的テクニカル考察及び諸指標推移をまとめると、

 

ⓐ諸指標推移は株価が横ばい推移ながらも債券売り・先物買い・マイナー通貨高となっており、相対的に上昇傾向である事が伺える。また一方で南ア債は依然強い下げ圧力を示しており、概況動向と割れている。

→概況の方向性としては「不明瞭」、安定性は「低い」と考える。

 

ⓑテクニカル見解は直近推移が非常に不明瞭である為、欧州時間初動~中盤にかけては狭いレンジで荒く推移する展開もあり得る。また、上下トレンド抜けラインは一定明確な為、それまでは触るのが非常にリスキーな相場状況であると推測する。

 

 となります。

◆ランド円レンジ推測:7.05円ー7.33円

 

 推定レンジは上限を7.33円・下限を7.05円としました。

 

 上値は直近最高値7.33円を基準に設定しています。今回の一連の下落トレンドがまだどういった推移を示すかは短期推測ではつかみづらい部分が大きく、また諸指標推移も指標毎で割れている状況が継続しています。よって仮に上述のラインを上抜けしたとしても、その上昇は7.33円までで留まるとする推測から設定しました。

 

 下値は週間展望に於ける第2抵抗ラインで設定しています。つまりは見極めラインを下抜けして更に大きく下げた場合に限った最大下落幅として考えている位置であり、そこまで明確な動向には今日はならないようにも思っています。まあ最大で何事も考えないと想定を上回りますので便宜的に設定した次第です。

 

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◆今日の方向性及び推移推測

 ※指標判断およびテクニカル考察を総合して記載しています。

 

 方向性は非常に不明瞭であると考えています。…まあ直近推移ははっきり言って「分かりません」が、まあそこは日別展望の意味を成しませんので敢えて書くとするなら現状値からの一定レンジでの上下(7.11-7.24)で考えています。

 この辺は諸指標推移から見れば上昇…と言いたいところですが、南ア債利回りは未だに上昇優勢であり、指標動向が割れている点は毎度の相場急変を想起させる動きだと思います。方向的にはじりじりと下値を切り下げるかもしれませんが、「下げては上がる」といった感じに推移は安定しないと見ています。

 

1)下値抵抗推測

 上述の通り7.13円-7.15円ラインが一定強い抵抗として機能しそうですが、直近安値7.153円は然程機能しないと見ています。安値を割ったから下落へ、といったシンプルな動きにはなりづらいと見ていますので、この辺は慎重に見ていく必要が、いつも以上にあると思います。

 また7.13円を抜けても7.10円、7.01円-7.08円ラインがかなり強く作用すると思いますので、下げ幅は然程大きくならないように思います。

 

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2)上値抵抗推測

 上値抵抗も上述の通り7.23円-7.25円と見ています。このラインを越えるともう一段上の7.33円ラインが見えてきますが、それ程の規模で上昇する可能性は然程高くないと思います。こちらも下値同様に限定的なものであるというのが洋傑の見解です(まあそれでも10銭程度は動く事になりますが)。

 下値上値を除く7.15円-7.23円まではかなり簡単に上下する可能性がありますので、小幅に荒れる相場推移は一定覚悟しておく必要があると思います。

 

 となります。今日は様子見が最適な概況とテクニカル状況ではないでしょうか…

 

 さあ今日も何とかアタッテクレ…

 (;^ω^)人