洋傑のつぶやき(割れる諸指標推移と南ア債の奇妙な動き)

 本記事は洋傑個人の分析と見解に基づいた内容となっており、ランド円推移に対する個人的推測となります。

 予めご理解の上、ご覧頂くようお願いします。

◆今日のランド円は節目の7.200円を僅かに越えずに反落、再度の浮上は

 

 今日の欧州市場はいつも通りの小幅荒れでランド円は動いています。朝からのレンジで言えば7.147円-7.197円であり、上下5銭といったところですね。初動は下がって後は上昇、欧州市場開場と共に再び下げとなっていますが、まだ推移は不明瞭…というか、定まっていない感じでしょうか。

 

 正直相場も迷っている雰囲気を強く感じます。欧州市場開場直前の7.197円高値などもその一例でしょう。テクニカル的には7.200円までは上昇しやすい地合いではある中、諸指標推移の流れを後押しにランド円が7.20円越えを試した気配が強いです。結果的にはその時点での高値更新はありませんでしたが、まだまだ安心する状況ではないと思います。

 

 その諸指標推移も非常に割れている中、ランド円もどちらに動いてよいかわからないと言った推移です。今日欧州時間までのレンジは比較的すいすい振れる可能性が高く、現状でポジションを持っている方は心穏やかにはいられない動きではないかと思います。

 

 やはり今日の推移は見極めラインを上なり下なり抜けないと分からないですね。日別展望は方向性について言及できなかった洋傑ですが、やはり今の推移を見ると頷けます。今日の動きは相場も迷っています。

 個人的にはテクニカル主導で下がるんじゃ…と思っていますが、はっきり言ってテクニカル単体でも諸指標推移でも今日のランド円の方向性を探るのは至難です。見極めライン(下値7.12-7.14円、上値7.20円)を越えるまでは静観が重要です。

 

 さて、今日の推移は今のところ7.197円から反落で7.155円まで下がった後に下げ渋っていますが、順当に考えると一度の上昇はあると見るべきでしょう。その高値が7.197円を越えるかどうかに今後の推移が掛かっています

 逆も然りで、7.12円を割るようなら案外7円付近までストーンと落ちる流れもあり得ますね。

◆今日の気になる動き:南ア債利回り推移

 

 さて今日の本題ですが、今日の南ア債利回り推移についてです。この指標は昨日比大幅マイナスで推移していますが、今日の初動に於いては大幅上昇から始まっています。

 「で?」という内容ですが、これまでも洋傑は何度も南ア債利回り推移を見てきて、その度に疑問に感じていた部分がこの推移動向です。所謂アノマリー要素ですが、この初動推移における大幅上昇と直後の急落には一定の関係性があるように最近感じています。

 

 以前にも似たような推移があり、その時も(全ては数えていませんが)最終的な推移は初動の動きに準じる流れになったケースが何度かありました。今日の流れも同様であるなら、南ア債利回りは中後半から上昇を始めてランド円推移も下落に転じる可能性があると思います。

 まあ、検証中かつアノマリーなので、信憑性云々にはならないのでご了承を。

 

 南ア債はその指標自体がランド円に多大な影響を与えるものですが、まだ未開の部分も多く、使用には最新の注意が必要になる事が多いです。注意事項についてはある程度の傾向が掴めるようになりましたので、その一例を書いていきたいと思います。

 

①全体指標と分かれているときは注意!

 これは一番多い注意内容ですね。南ア債推移と諸指標が分かれているときの傾向です。この場合にはどちらの推移に傾くかが不明瞭ですので、「南ア債利回りが下落したからロング!」とすると急降下する、といった事が間々あります。注意!

 

②大幅上昇・下落の時は注意!

 このケースもたまにあります。これは想像ですが、大手取引先(ファンドとか?)がまとめて売買した時などに表れている動向なのでは?と推測しています。要はあまりランド円に対して影響が出ない事が多く、その後の推移(始値から見れば大幅上昇・下落の埋めはできていない程度)の方向性でランド円が動いたりすることが多いです。

 「大幅下落!これは買い!!」でじり安となり損切りした事も多いので…注意!

 

③2年債だけ真逆の推移の時は注意!

 この動きも結構あります。所謂ほかの債券利回りが上昇する中、2年債だけ下落する、等のパターンです。

 この推移は今でも判断に困る動向の一つです。というのもこれも①同様に「どちらに転ぶかわからない」事が多いので、この推移が出たら要注意です。ただ、値動き自体は大きくなることが多く、ハイリスク・ハイリターンになる事も多々。

 …まあ大損した事の方が多かったような気がしますけど。

 

④初動と後の推移が真逆の時は注意!

 これは上述した通りです。まだまだ検証が必要ですが…注意!

 

 しかし魅力的な指標ですから、結局毎日使って半分は失敗の日々…ガンバロウ

 (*´ω`*)