本記事は洋傑個人の分析と見解に基づいた内容となっており、ランド円推移に対する個人的推測となります。
予めご理解の上、ご覧頂くようお願いします。
◆今日のランド円は見極めライン下値を抜けて7..216円まで下押し
今日の欧州市場は洋傑の日別展望の下値見極めラインである7.28円・7.24円を下抜けて7.216円まで急落する展開となりました。しかし展望レンジ下値7.197円手前の7.216円で現在のところ反発しています。正直概況が殆ど動かない中で南ア債利回りが上昇した推移を受けて急落する展開は少々意外でした。
今日の展望記事にも書いた通り、今現在の推移はテクニカル的には上にも下にも一定の値幅上下できるだけの余裕がある展開であり、比較的値幅が荒くなりやすい状況にはあります。そのテクニカル上の猶予を諸指標推移、殊に南ア債利回りが巧く作用して下がった、といったところではないかと思っています。
そうこう書いている間に更に下値を更新していますが、今日の推移は正にこの7.197円を抜けるかどうかで後半の推移が掛かっていると言えます。一応ここで書いておくと、
①7.197円割れ:7.073円を下限として反発
②7.197円までで反発:7.39円-7.43円を目処に上昇
下抜けると反発で大きな差が出てくるわけではなく、値幅こそ差が出ますが、基本的には反発して再度浮上するというのが洋傑の見解です。まあどこまで下がるかは幾つかのケースが考えられますが、リトレイス上のフィボナッチが作用する可能性が高いと思いますので、7.13円-7.18円で反発すると見ています。
また、反発すれば日別展望にも書いている通り、7.348円を越える展開になると考えます。その際の高値は7.39円-7.43円と推測しています。これは現在の推移が7.331円を始点とした、6.657円から始まった上昇4波動目(ランニング調整)のb波と考えているからです。
高値は7.331円から更新していますが、あくまで7.073円からの上昇波動が3波動構成にしかなっていない点から、あくまで一時的な上昇であり、再度下落して反発する展開になると考えています。
その際も7.073円から始まった不安定な上昇である手前、一気に上昇して高値達成になる可能性もあり得ます。
反発すればかなり美味しいトレードができるかも知れませんね。
(*'ω'*)
◆7.39円-7.43円高値達成後の推移推測は5波動カウントがキモ
ではその先の推移はどうでしょうか。仮に反発したとして、高値が上述の7.39円-7.43円で反落するとすれば、今回の上昇が以下のパターンに限定される可能性が高まります。
①ランニングフラット調整
②拡大フラット調整
③ランニングトライアングル調整
①は3-3-5波動構成の調整波であり、最後の波動(今回で言えば下落)が5波動にはなるものの、7.073円より高値で終了する波動構成となります。チャートで見た場合には斜め逆N字型になるイメージです。4波動であるならこのケースが一番可能性として高いと思います。
②は波動構成はランニングフラット同様に3-3-5波動となりますが、その下落幅が大きくなり、7.073円を割る展開になります。最初のa波から比べて1.618倍、b波から比べると1.382倍となり、大体ですが7.08円-7.12円が下値目処となります。基本的に拡大フラットは2波動目に多い形態ですので、4波動である今回の下落では発生しづらいと思いますが、下値目処が4波動終了地点としては非常に良い位置です。
③は3-3-3-3-3波動構成となって収束していく流れになります。正直一番なってほしくない展開ですが、現時点においては一定の可能性をもった推論ではありますので一応記載します。
この展開になった場合には7.073円-7.43円までのレンジで収束してゆくことになりますので、不安定かつ初動は荒い値動きになる事が推測されます。次第に収束するとこの波動形態である可能性が高まってきますが、最後まで油断できない推移になるのはこのケースです。
①②であれば明確な5波動構成(高い確率で3波延長型衝撃波)になる事が考えられます。
5波動構成を明確に見極めることができれば反発するして7.5円越えする展開が見えてきそうです。
(*'ω'*)