本記事は洋傑個人の分析と見解に基づいた内容となっており、ランド円推移に対する個人的推測となります。
予めご理解の上、ご覧頂くようお願いします。
◆欧州時間は概ね上昇傾向
今日の欧州市場は初動から上昇して始まりました。一時的に下落する局面はあったものの、概ね上昇優位な動意でランド円は一時7.135円まで上昇しています。その後は今日の安値高値レンジで膠着状態になりつつありますが、洋傑が考えていた推移より膠着とは言え、やや上値に感じます。
東京時間までの推移に於いてランド円は7.187円からの下落トレンド3波動ラインを越えました。これによって考えられる推移としては以下の通りです。
①4波動が発生した後に最後の下落（5波動目）が発生する
②abc調整波動が終了して再度の上昇に入る
現時点でまだ判断ができる位置（高値7.151円・下値7.085円）に達していない為、一定確率以下の推測しかできない状況ですが、現状から見ることができる推移推測は以下のように考えています。
ⓐ3波動は終了しているが、3波動内に5波動もどきの下落が見受けられる。
ⓑ3波動終了時点のフィボナッチ・リトレイスメントが61.8近似値
まずⓐですが、3波動内部（7.187円→7.079円）に於いて、推移確認をしても明確な動意が3波動しか確認できません。そして最後の下落（7.120円→7.079円・東京時間の底値までの推移）過程が5波動もどきの気配があります。
そもそも5波動もどきは洋傑が勝手に名付けた波動推移で、調整波動に於いて発生する疑似的な5波動形態となります。その条件としては、
①トレンドラインでの推移は1・3波動しかない（つまりabc調整）
②3波動内部に於いて疑似的な5波動目が発生する
この条件を今回満たしており、7.191円からの下落トレンドが7.014円からの上昇トレンドの調整であったなら、格好の反転ポイントと言えます。この見極めは7.151円で判明するとおもっていますので、今日の推移がこの上値ラインを越えたら、昨日考えていた大きな上昇があるかも…しれません。
◆長期的に見ると今は3波動目（c波？）
これは昨年のコロナショックからのトレンドについてですが、5.607円から始まった上昇トレンドは既に開始から1年が経過する時期まで来ており、長期トレンドと言ってよいスパンとなりました。その間のランド円推移は一時的な急落相場はあったものの概ね上昇傾向を安定して維持しており、コロナの二番底があるかもと思っていた市場の予想を大きく裏切る推移となっています。
その上昇トレンドは現時点で3波動目にあると見ており、これは現時点において一貫しています。
■1波動目：5.607円→6.561円（0.954円）
■2波動目：6.561円→5.959円（0.602円）
※フィボナッチ・リトレイスメント：63.1（≒61.8）
■3波動目：5.959円→進行中（現時点で1.389円）
※3波動/1波動＝1.456
当初は7.145円を頂点とした5波動もどきと考えていましたが、その高値を越えて実質的な衝撃波と調整波の見極めラインである1.382倍ラインを明確に越えています。まだ1.618倍を越えないと5波動になる可能性は絶対ではありません。ただ、現状の高値をマークした時点で、1.618倍ラインまでは上昇する可能性が長期的にはかなり高くなっていると見ています。
因みに1.618倍ラインは7.502円であり、これは6.657円から考えたトレンドの想定高値上限と完全に重なります。よって洋傑は最後の上昇高値を7.50円前後と見ている訳ですが、今の概況を見ると正直不安しかありません。
既に相場は後退の兆しを見せており、株価も頭打ちになりつつあります。この状況でその高値まで到達するかどうかは分かりませんが、7.50円まで上昇すれば格好の売り場が来るのは間違いありません。
上述の通り、長期トレンドで見れば1.618倍を越える流れもあると言えますが、6.657円からの上昇トレンド推移に於いて、洋傑は7.50円が高値限度と推測しています。
理由としては、6.657円からの上昇波動カウントに於いて1波動（6.657円→7.005円・0.348円）と4波動（7.348円→7.014円・0.334円）が近似値になっているケース（3波延長型衝撃波によくある形態）から、5波動目が大きく伸びる推移が可能性としてかなり低いと見ているからです。
その際の高値は最大で1波動の1.382倍と見ていますので、0.348×1.382＝0.480円+7.014円＝7.494円と、大体7.50円付近で終了すると考えています。
この目論見通りに推移したら、ほめてください…
(*´ω｀*)