本記事は洋傑の個人的分析に基づいた推測を記載しております。あくまで個人の見解であり、明確な動意を示すものではありません。その点をご理解の上、お読み下さいますよう、お願いします。
◆オープン直後に上昇したものの、その後は下げ一辺倒のランド円
さあ今週も始まりましたね。初動から値上がりする局面があったものの、その後はじりじりと値を切り下げていくランド円、今日の推移は概ね軟調と言えます。
ただ、朝からオセアニア通貨が弱かったこともあり、新興国・資源国通貨の中では比較的強い部分もあったのが印象的でした。しかし欧州時間に入って一気にランドが軟調になりました。この辺は案外株価推移を受けて主要売買の時間帯であったオセアニア通貨が売られていた、つまり時間的な問題であったのかもしれません。
東京時間はドル安・円高が正午辺りまで続いていたので、ドル建て通貨ペアであるランド円は(ランド単体の売買が少ない時間帯であった為に)ドル円の推移に強く影響されていたのでしょうかね。
その他の諸指標はオープンから東京市場開場までは株高で推移していたものの、その後は一気に反転して株安となりました。それに伴い円高…は然程起きずに諸通貨安・円横ばいでクロス円も軟調になっているような印象を受けます。
一方で商品先物などは比較的良好な動向であり、株価もやや持ち直し気味の推移である点から、今後の米国市場で相場が一気に変わる可能性も否定できませんが、この辺は今後ツイート中心にしていきたいと思います。
ブログの方はそれまでのランド円推移をテクニカル中心に分析して進めたいと思っていますので、宜しくお願いします。
尚、本記事は週間展望とは異なり、諸指標推移やファンダメンタルズの側面は原則考えないで進める分析記事となります。予めご了承ください。
◆直近分析:6.657円からの上昇トレンドは一旦終了か
ではまず、洋傑観点からの6.909円→現時点までの下落波動をカウントしてみたいと思います。尚、便宜上5波動として記載しますのでご了承ください。
■5-1波動目:6.909円→6.788円(0.121円)
■5-2波動目:6.788円→6.846円(0.058円)
※フィボナッチ・リトレイスメント:47.9(≒50.0)
■5-3波動目:6.846円→6.750円?(0.096円?)
※3波動/1波動=0.793(≒0.786)
まだ5波動目は推定3波迄しか確認できないため、便宜的に3波動としていますが、これはabc波とも言える推移と言えます。これが6.657円からの上昇トレンドに対する調整波であるか、本下落の5波動目かの見極めができる状況ではないと思っています。
仮にこれが調整波動であった場合は5-3波動目で下げは一服して再度上昇することが考えられます。ただその際にも5-3波動目が5波動(ないし5波動もどき)で終わる事が推測されますので、5-3波動内を見ていきましょう。
■5-3内部波動
1)6.846円→6.812円(0.032円)
2)6.812円→6.835円(0.023円)
※フィボナッチ・リトレイスメント:71.9(≒76.4?)
3)6.835円→6.750円?(0.085円)
※3波動/1波動=2.656(≒2.618)
と分析できます。まだ5波動にはなっていないように思えますし、この5-3波動内部で5波動目が発生する条件である
①3波動/1波動比が1.618倍越え
②0-2チャネルラインを3波が越える
等の条件を満たしています。よってまだ下落波動は終了しておらず、まだ今日下値更新はあり得ると言えます。
また、5-1波動の値幅(ないしその近似値)まで5-3波動が達していない点からも、調整波動ないし本下落の5波動のいずれであろうと下げ幅はまだ広がると見ています。
更に5-3内部波動に於ける3波動目も5波動構成になりそうな気配が強く、まだそう簡単には明確な反発は起きないのではないかと思っています。
◆今日の下値目処は?
ひとまず今回の6.909円を始点とする下落波動の一旦の下げ目処(今日の下値目処)について考えていきたいと思います。今回も下げ目処を推測するうえで考えるのは以下の点です。
ⓐ推定5-1波動目に対する値幅比
ⓑ直近上昇トレンドに対するフィボナッチ・リトレイスメント
まずⓐですが、
■5-1波動の1.000倍:6.725円
■5-1波動の1.236倍:6.697円■5-1波動の1.382倍:6.679円■5-1波動の1.618倍:6.651円
これ以上の下げも無いとは言えませんが、そこまで考えると相場荒れも含め、一度分析しなおさないといけなくなるので、一旦は1.618倍までとします。この内容では下手をすると今日の下げ目処は図れない可能性もありますね…
次にⓑですが、
■直近の上昇トレンド(推定4波)値幅:0.252円
※F23.6・F38.2・F50.0は通過済
F61.8:6.754円(今日安値6.750円付近)
F76.4:6.717円
F78.6:6.711円
となります。一旦の反発点としてF61.8が機能しているのはなんとなく感じますね。ただ上述の通りまだ下がる可能性が今日短日で見ても高いので、実質的には76.4~78.6が抵抗ラインとして機能する可能性大です。
まだ5-3波動内部の推移で推測する方法も無い訳ではありませんが、やや推測幅が広くなるので此処では割愛します。
この内容で分析する上では
■抵抗ライン:6.68円-6.73円
となりそうです。
さらに下がる展開を期待して待ちたいと思います。
(*'ω'*)