5月4週ランド円動向レポート

 こちらの記事では、週間ランド円動向を随時配信していきます。基本的に1日2回更新ですので、定期的にご覧頂くと幸いです。

 

※洋傑の個人的見解である点をご理解の上、トレードの参考になれば幸いですが、あくまでご自身の判断と責任に於いてご使用ください。

※無断転載・複製・不正使用は禁止します。

 

 ここでは週間予測と異なり、書き綴り式にランド円動向を記載していきたいと思います。

 

 比較的リアルタイムに、尚且つフレッシュな情報を基に記載するので、週間予測よりは相場動向に近づいた(悪く言えば冷静さをやや欠いた)内容になるかと思いますので、その点はご注意願います。

 

 毎日随時更新していきますので、連続してご覧頂ければ幸いです。

 

◆2019年5月24日追記分

 

 19:30現在、ランド円は7.60円で推移しています。

 アップダウンしながら徐々に伸びていっている感じですね。南ア債が反転上昇する中、株価上昇の力で押し上げられている辺りは、昨日と向きが異なるながらも同様の流れと言えます。

 

 そういった意味では期待が持てますが…なにぶんリスクも大きい状況です。これも昨晩同様ですね。

 

 株価は前回更新時からもじり高で推移しています。それ以前同様に大きな下げもなく、底堅く推移する展開は、今後の上昇にも期待が持てます。

 やはり21200円までは上昇すると思います。

 

 債券は夕方時点より上昇に傾き、リスクは後退気味に動いていますが、依然として日本債は動いていません。

 今後も注意深く観察する必要がありそうですが、前回ほどの危険性はないと考えます。

 

 通貨インデックスはドル安・円安・フラン安・諸通貨高と、リスク選好ムードに切り替わりました。ただ、ランドインデックスのベンチマークたる南アフリカ10年債利回りが逆に上昇しているので、現在のランド円上昇は円安による影響が大きいと考えます。

 とはいえ、昨晩の急落もランド高・円高が生んだ結果と考えると、この状況でも十分ランド円は上昇する余地があります。

 

 リスク指標は主に変更ありません。依然としてリスクは後退傾向であると考えます。

 

 これらの結果と今後の動向見込みとしては「ドル安・円安+株じり高+債券横ばい+リスク後退」と判断し、ランド円は現在値より上昇すると考えます。

 

 懸念材料としては南ア債利回りの上昇と日本債利回りです。これらが大きな変動をした際はランド円にも大きく影響する可能性が高まります。

 しかし、現在のランド円はランド自体の強さより円(ひいては株価)に影響される部分が大きいです。株価動向を見て動向を把握する展開になりそうですが、動きの変動があるとすると、米重要指標がある21:30、米国市場が開く10:30、南ア債券市場が閉まる0:30あたりで、それまでの動きが変わるかも知れないので警戒する必要ありです。

 

 昨日同様に明日終値予測を記載する前に、昨日結果から…

 (予測)終値7.64-7.69円

 (結果)終値7.55円

 …となっています。方向性として上昇と記載していたのに対し、結果は下落でした。

 

 さて、明日の終値予測ですが、上述の理由などから…

 (終値予測)7.60円ー7.65円

 …と予測します。

 

 ひとまず、今夜は株価・南ア債・日本債を中心に注目し動向を見守ります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

◆2019年5月24

 

 15:45現在、ランド円は7.60円で推移しています。

 昨晩の急落から復調したいような動きを示しているランド円相場ですが、午前中は上昇→下落で「言って来い」を繰り返しています。現段階に至ってようやく本格的に上昇を始めたような感じですね。

 

 株式動向は諸指標の中でも最も伸長高く、底堅い展開が続いています。今日始値からほぼ上昇一辺倒と言えます。日経・欧州・中国・米国とも共通して上昇であり、今日は買い優勢の動向であると言えます。

 昨日からの下落幅をすべて取り返す勢いで上昇しており、21200円はひとまず回復するのではないでしょうか。

 

 債券動向は株価とは一線を画した展開に留まっており、米国とドイツ債を除き、未だに膠着or下落で推移しています。統一した見解は出しにくい状況でありますが、メインとなる日本債は微下落で推移しており、株価上昇の一服後に急落、なんて展開も十分あり得る状況です。

 仮にクロス円が上昇しても、日本債が動かない限り、かなりリスクは抱えた状況であると言えます。

 

 通貨インデックスはドル安・諸通貨高で推移しています。概ねリスク後退の動きと見えますが、円も上昇している点が急上昇を妨げて、急落の危険性を持たしています。現在の相場を一番象徴した指標と言えるかもしれません。

 円の今日始値は「0.009140」ですが、これを下回る展開になって初めて上昇も本格的になると言えますので、参考までに記載しておきます。

 

 リスク指標は金価格が微下落・原油価格は急上昇となっており、動向は分かれていますが、原油は連日の急落による反動調整の側面もあり、むしろ金価格の方が信憑性が高いかもしれません。

 ドルが下がる中での金下落ですから、リスクは相対的に下落していると取れます

 

 加えて、南ア債利回りも急落しており、欧州時間前半は上昇傾向であると考えます。

 洋傑は7.64-7.67円辺りまで上昇するのではと考えています。

 

 ずいぶんな上昇見込みにしましたが、地合いが非常に不安定です。相場の急変には最大限の警戒で臨む必要大です。

 懸念材料は日本債利回りです。これが上昇したら警戒する必要があり、急落の可能性がありますので注意です。

 

 ひとまず、当面の参考指標としては、株価・日本債利回り・南ア債を中心に注目し動向を見守ります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

◆2019年5月23日追記分

 

 20:00現在、ランド円は7.61円で推移しています。

 前回の更新から大幅に下落しました。急落といっても良い形であり、洋傑の見込み(急落→急上昇)は外れた格好となります。

 

 後述する内容と重複しますが、これ以後は上昇すると考えております。というのも、15時段階の更新時戦術は未だに変えておりません。急落→急上昇の傾向はあると思います。

 ただ、あまりにも下げ幅が大きかったので、仮にこれで上昇しても「見込みが当たった」とはならないと考えていますので、前回更新時の戦術は失敗として、以後の対応に臨みます。

 

 概況は…いうまでもありませんね。一気にリスクオフに傾きました。加えて避難通貨としてドルが機能した関係上、ドル高・円高となり、ランド円はダブルパンチとなりました。

 概況変化としてはドイツ指標が悪かった(製造業PMI+IFO景況指数)ことによるリスク回避の動き、ひいては欧州通貨→ドルへの資金動向がランド円急落に繋がった格好です。

 但し、肝心の南ア債利回りはほぼ動きなく推移した為、5銭程度の下落で収まっているといった感じでしょうか。

 

 そういった意味では、まだ南ア10年債利回りの動き次第で元の戦術に戻ることも可能だと考えています。

 

 今後の展開、及び明日の終値見込みについて書きます。

 

 今日これ以後の展開は…、上述の通り洋傑は元々の戦術通り、上昇と考えます。最終終値は今日の始値から見て中立範囲で収まる可能性が高いかも知れません。いずれにせよ、現在値より高値で推移すると考えます。

 …まあ、これだけ下がれば、上がるのが自然ですかね。

 

 さて、上昇の理由としては

①急落に対する調整上昇(株価+ランド円)意味合い

②リスク指標(原油価格)の急落

 です。

 

 現在の4指標動向見込みは ①株価⇧ ②債券⇒ ③通貨(ドル高・円安) ④リスク後退 です。債券を除き、ランド円にはポジティブに働くと考えています。

 加えて、南アフリカ政策金利の発表があります。ここで利下げなどのネガティブサプライズがなければ、ランド円は上昇に向けて一気に動く可能性があります。

 

 いずれにせよ、動意がある際は南ア債(10年・2年)に動きがあります。その点を要注意して臨みます。 

 

 昨日同様に明日終値予測を記載する前に、昨日結果から…

 (予測)終値7.68-7.73円

 (結果)終値7.65円

 …となっています。方向性として上昇と記載していたのに対し、結果は膠着でした。

 

 さて、明日の終値予測ですが、上述の理由などから…

 (終値予測)7.64円ー7.69円

 …と予測します。

 

 洋傑のトレード戦術についてですが、現段階での買いは予定していません。今の買い持ち分(僅か)で7.70ー7.72円位で決済予定です。また、売り建ては7.73円で予約していますが、これは南ア債動向を見て対応する可能性があります。

 

 ひとまず、今夜は南ア債を中心に注目し動向を見守ります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

◆2019年5月23

 

 15:20現在、ランド円は7.66円で推移しています。

 昨晩は下落に終わり、今日の東京市場も流れから言えば下落(と、その調整上昇)傾向に終始しました。

 

 今日も株価が非常に重いです。昨晩から一貫した動意ですね。何度か復調しようと上昇するも転落、といった流れが続いており、今の上昇もその範疇に収まっているので、まだ上昇傾向に入ったとは言えません。

 加えて、昨晩は米国株の下落も大きかったので、この流れが変わる展開は、余程の急上昇が無いと難しいように感じます。

 

 債券も同様に低い水準です。朝のツイートで日本債が高い数値に…と書きましたが、その後あっさりと下落しています。株価の急落もほぼ同時でしたので、もしかしたら日本債震源の急落だった可能性もあります。

 上述の通りの分析をしておりますので、逆を言えば、日本債が上昇すれば大きく流れが変わる可能性もあります。

 また、他国の先進国債券利回りも低い水準です。

 

 通貨インデックスはドル高・円高で、欧州通貨(フラン除く)・資源国+新興国通貨安です。こちらも上述の2指標同様にリスク回避の動きが見えます。

 加えてドル高・円高はランド円にとって概況でのダメージは大きい為、上値が重い状況は間違いありませんが、円高は限定的な範疇ですので、日本債動向によっては動きが変わる可能性もあります。

 

 その他リスク指標は下落傾向ですので、比較的大きな流れはリスク回避に動いていない可能性もあり、今の動きは短期間かつ一時的な動きとも言えるかもしれません。

 

 4指標で見た場合、1:3でランド円下落の状況となっています。

 まあ、朝からの下落(2銭程度)も、上述の判断とほぼ比例するような感じですね。

 

 さて、今後の欧州市場前半動向ですが、洋傑の見解は引き続き「上昇(始値から)」とします。

 朝の見込みが外れて悔しい状況ですが、その見通しに変更はありません。

 

 上昇を見込む理由としては、通貨インデックスの動向から推測しています。

 通貨動向は新興国が正確に見れない為、同じ投機筋である資源国インデックスから考えていますが、現在徐々に上昇している傾向や、円が下落を止めた点から導きたしだ推測です。

 また、南ア債(2年・10年)が真逆に動いている点もあります。

 

 これらから、今後のランド円推移は…急落→急上昇のような、アップダウンが激しい展開ながらも、徐々に(もしくは激しく)上昇すると考えます。

 

 …今回の見込み、洋傑的見解での信憑性は「低い(30%)」です。

 

 トレード内容も変更ありません。7.7円以上になるまでは決済せず、逆に7.62円を割れば損切します。

 売り予約は7.73円です。

 

 ひとまず、当面の参考指標としては、株価・日本債利回り・南ア債を中心に注目し動向を見守ります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

◆2019年5月22日追記分

 

 18:40現在、ランド円は7.69円で推移しています。

 前回の更新から上下して推移しており、現在値は殆ど動いていません。まあ、その間は相当の値動きがありました。

 

 今回は動向見込みが綺麗にはまった感じがします。「不安定な動きながらも上昇(印象的には上昇・実際は膠着といった感じでしょうか)」になったと思います。

 しかしながら、南ア10年債がなかなかの数値まで下落しています。このままの下げ幅でいけば今晩中に洋傑の想定している点で終わりそうな気がします。

 

 ただ、想定しているより下げ幅が大きいです。もしこのまま直近安値8.395に並ぶことがあれば、ランド円は反転下落どころか一転して上昇トレンドに突入する可能性も出てくるので、注視するようにしています。

 

 さて、終値見込みですが、現在値より高値で終わると考えています。

 理由としては前回更新時と同様です。南ア債利回りが依然低い数値で推移している点と、株価の底堅さです。加えて先進国債券利回りが下がり始めましたので、流れはリスク後退に進んでいると推測します。

 

 通貨インデックスは依然避難通貨の買いも強いので懸念材料ですが、欧州市場開場直後に比べれば買いが強まっているように見えますので、今までのようなアップダウン展開はやや収まると考えます。

 

 動向推測は上述の通りですが、今日からは参考指標についても詳しく記載します。

 

 今日の参考指標はただ一点、①南ア10年債利回り です。

 南ア債10年は8.400辺りまで下がる可能性もありますね。ここまで下がると7.70円は確実に超えてくると思いますが、それ以上下がると反転する可能性が下がるので、数値は欠かさずチェックするつもりです。

 また、利回りが8.450辺りを超えると上昇が一気に衰えると思いますので、ランド円状況を見ることも重要ながらも反転が速いようなら予約ポイントも変更するつもりです。

 

 また、2年債が現在上昇しています。もしこの上げ幅が激しくなるなら反転の可能性が高まっていると考えるので、こちらも併せてチェックするつもりです。

 

 昨日同様に明日終値予測を記載する前に、昨日結果から…

 (予測)終値7.63-7.68円

 (結果)終値7.68円

 …となっています。方向性として膠着と記載していたのに対し、結果は膠着でした。

 

 さて、明日の終値予測ですが、上述の理由などから…

 (終値予測)7.68円ー7.73円

 …と予測します。

 

 洋傑のトレード戦術についてですが、現段階での買いは予定していません。今の買い持ち分(僅か)で7.72円位で決済予定です。また、売り建ては7.73円で予約していますが、これは南ア債動向を見て対応する可能性があります。

 正直、あまり下がり過ぎても困るので、ここは(反転ならではの)微妙な駆け引きになりそうです。

 

 ひとまず、今夜は上述指標を中心に注目し動向を見守ります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

◆2019年5月22

 

 16:30現在、ランド円は7.68円で推移しています。

 今日は朝方は上昇してその後下落、再び上昇するという流れを踏んでおり、現段階まではいって来い状況です。まあ、いつもよく見る光景とも言えますね。

 

 今日の、というよりは今週の洋傑、なかなか落ち着いています。早々にポジション建てせずにじっくり眺めることを徹底することで無益な含み損を抱える機会は減っています。

 個人的見解では今後上昇を続けると思います。早くても欧州市場前半から、遅くて今晩中まで。

 

 …なんて偉そうに書いておきながら、火曜日の利食いもイマイチ振るわず、週を通しての利益はまだ殆ど出ていません。損失も出ていないので、週末でプラスになればそれでよい、と考えて焦りません。

 

 さて、話を戻して欧州市場前半戦の動向ですが、洋傑は上昇と考えています。

 理由としては株価の底堅さ、そして何より南ア債利回りの下落です。要素を掴む項目数としては半分ですが、決め手が多く、結果としては上昇と捉えてトレードしてます。

 逆に懸念材料は債券利回りの下落(特に日本債)、円高です。

 

 指標数で言えば2:2ですので、上昇とは思いますが、不安定な動きになるかもしれません。

 

 トレード戦術としては買い建てで臨んでいます。これから買い増しするとしても一度二度のアップダウンはあると思うので、大きく下がったタイミングがあれば実施するかもしれません。

 …ただ、狙いは「下落」ですので、大きな勝負はしないつもりです。

 

 ひとまず、当面の参考指標としては、株価・円インデックス・南ア債を中心に注目し動向を見守ります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

◆2019年5月21日追記分

 

 21:20現在、ランド円は7.66円で推移しています。

 前回の更新から動きは激しかったものの、前回更新時からは殆ど動いていない状況といえます。

 一時は7.60円まで下がったものの、その後持ち直して一旦7.66円まで戻しています。

 

 なかなか安定しません。前回更新時にそんな事を記載していましたが、その通りになっています。皮肉な結果です。今後の動意についても非常に読みづらい形になっていますが、恐らく一時的な上昇に入ると考えています。

 

 理由としては株価動向が再び上昇に切り替わった点や、クロス円が堅調(円インデックスの低下)である点、債券利回りも上昇してリスク選好ムードが高まっている点などでしょうか。比較的どの指標も統一した向きになっています。そういった意味ではランド円は買い易い地合いといえます。

 

 今日の米国時間動向ですが、洋傑は膠着と見ています。

 オイオイ、買いと言ったじゃないかと言われそうです。動向としては上向きですが、結果として大きくは伸びないという内容で膠着と言いました。例えるなら今日の欧州時間前半のランド円動向の逆パターンと考えて頂くと良いかと。

 勿論、洋傑には未来の事は分からないので、動向推測ですが。

 

 動向推測は上述の通りですが、今日からは参考指標についても詳しく記載します。

 

 今日の参考指標は3つ、①南ア10年債利回り ②日経先物 ③円インデックスです。

 南ア債10年は8.500始値を超えた場合は反転下落になる可能性が高まりますので、要チェックです。また日経先物データに比例した動向も併せてする傾向があるので、こちらの変遷は定点観測が必要です。

 円インデックスは現在値から上昇すると上値が重くなると思います。

 

 昨日同様に明日終値予測を記載する前に、昨日結果から…

 (予測)終値7.61-7.66円

 (結果)終値7.65円

 …となっています。方向性として膠着と記載していたのに対し、結果は膠着でした。

 

 さて、明日の終値予測ですが、上述の理由などから…

 (終値予測)7.63円ー7.68円

 …と予測します。

 

 ひとまず、今夜は上述指標を中心に注目し動向を見守ります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

◆2019年5月21

 

 15:30現在、ランド円は7.63円で推移しています。

 今日は朝から上昇→下落の流れを踏んでいますが、動意幅は7.63円ー7.67円と僅か4銭です。しかも始値が7.65円ですので、上下に2銭程度しか動いておらず、膠着ともいえる状況です。

 

 今日の朝から株価は上昇傾向ながらも、日経よりランド円に影響が強い香港株がやや弱い印象です。それの影響を受けてか、ランド円も円インデックスの下落にも関わらず軟調です。

 それもRBA議長発言による影響が大きいようです。オセアニア通貨は急落する中で、それに釣られた格好にも見えます。

 

 朝からランドの動きを見ている分に、今日は下げ圧力が強いように感じます。

 今日の欧州時間前半のランド円動向は下値寄りに動くと考えています。

 

 その辺を記載する前に、各指標の動向を記載しておきます。

 

 まず株価ですが、朝から上昇で始まりましたが、その上昇幅は限定的です。ただ、その後の下落もなく落ち着いている流れを見る分に、欧州時間前半は安定した膠着展開になるのではないかと思います。

 …まあ、安定しているというよりは決め手に欠けると言った方が良いかも知れませんね。

 

 通貨インデックスはドル微高・円微安・欧州通貨+資源+新興国通貨安で推移しており、この展開はリスク回避に動いている気配を感じます。やはりRBA議長発言は地味に効いている可能性があります。

 

 債券は動意に欠ける展開です。概ね各国とも利回りが上昇している中、日本債は微妙に下げています。この点は注意が必要かもしれませんが、総合的な判断では「リスク中立」といえます。

 

 その他、リスク指標(金・原油)は金下落に対して原油上昇で推移しています。この指標のみでの判断ではリスク中立となりますが、非常に不安定な地合いであるとも判断できます。

 

 上述の4指標を総合的に判断した場合、株価膠着・諸通貨安・債券利回り横ばい・リスク中立と、4指標のみ見解では「リスクやや上昇でクロス円下落基調・為替相場はリスク回避志向に動く気配」と判断します。

 

 ランド円の動きは…下げに動きつつあります。じりじりと下がる展開で推移しており、南ア債10年・2年とも、ランド円と同じく「じりじり」上昇しています。案外下がるときはこの動きが安定して下がる事が多いですが、利回りの急変や下落には警戒する必要があります。

 

 洋傑もまだ売り持ちしています。上述の通り、案外するすると下がるではと考えていますので、このまま静観して7.58円ー7.60円辺りで利食いしたいです。

 尚。欲を言えば7.55円位で買い建てしたいと考えています。

 

 ひとまず現状のランド円動向は「概況はじり安・南ア債はじり高・動意は不安定」・今後の個人的見込は「概況はじり安・南ア債はじり高・動意はやや安定」と考えています(すべてクロス円)。

 

 ひとまず、当面の参考指標としては、株価・円インデックス・南ア債を中心に注目し動向を見守ります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

◆2019年5月20日追記分

 

 22:50現在、ランド円は7.64円で推移しています。

 前回の更新からランド円は殆ど動いていません。やはり今日は動意に乏しい展開に終始しそうです。

  

 そんな中で洋傑は売り建てをしてしまいました…。いや、まあ今日一日殆ど相場を眺めて終わっていましたので、さすがに何かしらポジション建てをせねばと考え売り建てしましたが…現在ランド円は微上昇しています。

 

 …現段階からの展開としては上昇・下落とも可能性として半々位ありましたので、ポジション建てしておいてナンですが、現在地で売り建てするのはお勧めできませんね(オイ!)

 それでもポジション建てしたのは、「盛り上がらないから」なんですよね。予測・実践してのブログですので。

 まあ小ロットですから問題ありません。

 

 今晩~明日中後半位までの流れとしては膠着と踏んでいますが、その理由を記載したいと思います。

 

 前回更新段階からは流れが反転してクロス円は下落となっています。円インデックスが上昇して諸通貨売りが進みました。もともと朝からの急上昇がありましたので、その反動と考えるとリスク上昇とは言えない程度の動向です。

 

 債券や株価も16時段階よりは低い数値ですが、大幅な値崩れは起きていません。それらの流れすべてを総合的に判断すると、現在の状況は朝方と同様のリスク後退状況といえます。

 

 一方でリスク指標は依然として高いままです。金価格は許容範囲内ですが、原油価格はやや高いままです。

 また、南ア債は「どっちつかず」の状態を一日維持しています。この動きは膠着時に多い動向です。

 

 リスク後退と判断できる株価や債券・通貨インデックスも、その上昇幅は限定されていますし、一部指標ではむしろ始値より低い数値も散見されます。

 

 これらの点から、上昇・下落とも想定しずらい動きに終始することが考えられます。 

 

 さて、明日の終値予測ですが、上述の理由などから…

 (終値予測)7.61円ー7.66円

 …と予測します。

 

 ひとまず、今夜の参考指標としては、株価・円インデックス・南ア債を中心に注目し動向を見守ります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

◆2019年5月20

 

 15:30現在、ランド円は7.64円で推移しています。

 今日は朝から上昇で始まっています。きっかけは豪州総選挙で与党勝利となった事でオセアニア通貨を中心に急上昇しています。資源国上昇と相まって先行国も朝から上昇傾向といえます。

 中国市場開場前後で7.67円を記録した後はじりじりと値を戻して膠着、現在の位置に至っています。

 

 底堅い展開ではありますが、いまいち決め手に欠けた展開である為、洋傑、今日は手出ししていません。実際の数値として、南ア債は2年と10年で動きが逆方向ですし、こういった場合は上下に振れながらも、結局は「殆ど動かなかった」展開になる事も多かったので、反省してノーポジションです。

 

 …もう少し動きを見定めないと、今日はどちらにでも行ける状況です。

 久しぶりのリスク選好ムードではないでしょうかね。

 

 さて、欧州市場前半戦のランド円ですが、洋傑は不安定な動きをしながらも、膠着展開になるのではないかと考えています。

 

 その辺を記載する前に、各指標の動向を記載しておきます。

 

 まず株価ですが、朝から上昇傾向で主だった下落もなく、底堅く展開しています。朝方に発表された「良すぎる1ー3月期GDP」によって促された、という事でしょうか。

 …まあ正直あまり関係性はないかと考えています。

 どちらにしろ、現在まで安定した展開ですが、安定しているだけで上昇幅も限定されています。なにかのきっかけで相場急変する可能性は十分あり得ます。

 

 通貨インデックスはドル横ばい・先進国通貨安・資源+新興国通貨高で推移しています。資金動向はリスク選好に傾いていると考えます。

 

 債券は、諸通貨が利回りを上げています。日本債も同様で明確にリスク後退に動いています。

 

 その他、リスク指標(金・原油)は両方とも上昇しています。この指標のみリスク上昇と判断できます。

 

 上述の4指標を総合的に判断した場合、株価膠着・先進国通貨安+投機通貨高・債券利回り上昇・リスク上昇と、4指標のみ見解では「リスク一旦後退でクロス円上昇基調・為替相場はリスク選好志向」と判断します。

 

 ランド円の動きは…非常に中途半端ではあります。ランド円の動向というより南ア債の動向が、といった方が良いかも知れません。このままの株価推移で進むと、ランド円は南ア債同様に膠着する可能性が高いです。

 一方で、リスク自体は後退気味です。日本債がー0.050を超えてこなければ大きな下落も無いと考えます。

 

 現状のランド円動向は「概況は上向き・南ア債は中立・動意は不安定」です。

 

 ひとまず、当面の参考指標としては、株価・円インデックス・南ア債を中心に注目し動向を見守ります。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー