本記事は洋傑個人の分析と見解に基づいた内容となっており、ランド円推移に対する個人的推測となります。
予めご理解の上、ご覧頂くようお願いします。
◆欧州時間に急落したランド円は再浮上で行って来い
今週もスタートしました。…まあ洋傑は午前中夢相場でトレードしていた(笑)ので、正味は午後からの推移となりましたが。
オープンからやや下落圧力が強かった印象ですが、東京市場後半に値を上げ、欧州時間序盤には6.88円に達していました。その後は一気に下がる展開となり6.8円を割る流れになったものの、再度反発して6.85円前後、といった流れになっています。
下げの主な要因は諸指標推移とテクニカル両面からの総合判断であったと洋傑は推測しています。
諸指標に於いては今日の欧州時間序盤の諸指標推移をまとめると以下の動意であったと個人的に考えています。
①株価先物:上昇優勢
②債券利回り:売買拮抗ながら僅かに買い優勢
③通貨動向:ドル<円・欧州<資源国
④クロスランド:先進国に強く・資源国に弱い
⑤リスク指標:横ばい
⑥商品先物:やや上昇傾向(銅のみ下げ)
⑦南ア債利回り:上昇優勢
これだけ見るとランド円下落に寄与しそうなのは②④⑦程度で、上昇要素も半数近くありランド円下落を見定める事が出来るものではありません。ただ南ア債が長期・中期・短期・超短期とも上昇傾向であった点から、一定の下げ要素として強く反映される可能性があると思いました。
ただこれだけでは判断できるものではありません。加えて洋傑は以下の内容から反落すると推測しました。
ⓐ取引時間前の推移で一瞬6.657円からのトレンドラインを抜けていた。
ⓑ直近推移に於いて5波動推移を確認した(14:30~:6.861円から6.883円までの上昇)
結果的に当たった格好ですが、かなり賭けの要素は強かったように感じます。直接的な反転見込みはⓑでしましたが、大きな意味で下がると踏んだのはⓐです。薄商い時間の推移ながら、一時的にでもトレンドラインを抜けた点は大きかったと思います。
諸指標推移で見れば、先ほど記載した南アフリカ債利回りはもちろんですが、意外にクロスランドも参考にしました。
上述の通り、通貨動向は資源国通貨が強く、ドルや円はともかく欧州通貨が強い以上はリスク回避の動きになるとは考えていませんでしたが、対資源国や新興国に対してランドが弱かったのが印象的でした。
以上の点から反落見込みをつけて推測したのが洋傑見解の内容です。
◆現状の下げはどこまで
これは先日のテクニカル分析で記載した内容の①②にあたる内容になると考えています。
厳密にはその記事では3パターンの展開を記載していました。最後の上昇継続ケースはその流れが洋傑の長期展望(7.145円が当面の最高値)とする見込みを崩す内容に直結しますので実質除外していました。結果的にこの③パターンは直近トレンドラインを崩した事で消えています。
今後考えられるパターンとしては、
①6.65円-7.05円前後の持ち合い相場(2-3週間程度)
②一気に下落、最低でも6.50円付近まで下がる展開
の2パターンに絞られてきそうに思います。
まだ個の見極めはできる段階ではありませんが、いずれの形態にせよ、6.70円付近までは下がるのではないかと思っています。時期的には…今週中には。ジシンハナイ
◆今後推測される下値抵抗
現在までの推移から、今後下落があったとしても要所要所の抵抗がかなり強くなってくると思っています。そのポイントとは個人的に以下の点であると推測しています。
①6.75円前後
②6.70円前後
③6.66円前後
①は6.657円からの上昇トレンドに於ける一旦の調整下落ポイント(値戻し的にも76.4付近に相当するか)、②は値段としての節目、③は直近安値ラインである点から、かなり意識はされると見ています。
逆に6.75円辺りまでは下がりやすいとも考えていますので、南ア債利回り動向を見ても再度の下げは一定あると考えています。
(*'ω'*)