本記事は洋傑個人の分析と見解に基づいた内容となっており、ランド円推移に対する個人的推測となります。
予めご理解の上、ご覧頂くようお願いします。
◆はじめに
本記事は単日展望である特性上、精度は週間展望やテクニカル分析には劣ると思いますが、直近の推移を織り込んだ分析と判断で考えていきたいと思います。
週間展望及びテクニカル考察は以下のリンクからご覧になれます。基本的にはこの内容を踏襲した前提で進めていきますので、おおよその流れは下記リンクから確認いただけると幸いです。
また、これまでの週間展望記事の精度が比較的良いので、基本は分析内容を踏襲してこちらも進めます。また単日展望である関係上、諸指標推移の一部簡略化とテクニカル考察は基本週間記事を前提とします。
諸指標推移について分析判断などの基本事項は上記リンクに記載しておりますのでそちらかご覧ください。
では始めましょう。
◆諸指標推移判断・トレンド考察・総合判断
※各指標判断は週間展望を参照。下記は午前中の推移考察
■株価先物動向：±0ポイント(横ばい)
→前週比：+1ポイント（横ばい）
■債券(利回り)動向：±0ポイント(横ばい)
→前週比：+2ポイント（僅かに上向き）
■南ア債(利回り)動向：±0ポイント（横ばい)
→前週比：-3ポイント（僅かに下向き）
■商品先物動向：
ⓐ金価格：-2ポイント（+8）
ⓑ銀価格：+1ポイント（+11）
Ⓒ銅価格：+4ポイント（+11）
ⓓ白 金：-1ポイント（+6）
ⓔアルミ：+10ポイント（+20）
ⓕ原 油：+3ポイント（+13）
→産業資源：直近の動意は上昇・傾向は強い上向き
→金融資源：金≦プラチナ＜銀・直近の動意は横ばい・傾向は上向き
■通貨インデックス動向：円＜＜欧州・資源国・ドル
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次にテクニカル考察です。
昨日推移を見ていてもっと下げるかと思っていましたが、米国時間前に日安値を付けた直後に反発して日高値を付ける推移となっています。正直直近推測では下げ幅を広げると思っていたので、この辺は誤算でした。
昨日の下げ渋り位置は7.154円からの下落トレンドライン下限と7.014円からの上昇トレンドライン上限の＜の字レンジ内で小幅ながら荒く動いた推移の結果、上抜けた事によって決着した感があります。これにより、7.154円からの下落は終了となり、先ほど高値も更新したので名実ともに今は推定3波に入った可能性が高いです。
大よその1波・2波が確定した感があるので記載しておきます。
■1波動目：7.014円→7.154円（0.140円）
■2波動目：7.154円→7.071円（0.083円）
※フィボナッチ・リトレイスメント：59.3（≒61.8）
こうなってくると目先の推移は7.070円を底に展開する事が考えられる一方で、7.070円からのトレンドは一旦小さな5波動が終了しています。恐らく3波が延長波になる可能性が高いのではないでしょうか。
●3-1波動目？
■1波動目：7.071円→7.114円（0.043円）
■2波動目：7.114円→7.073円（0.041円）
■3波動目：7.073円→7.152円（0.079円）
※3波動/1波動＝1.837（≒1.786）
■4波動目：7.152円→7.136円（0.016円）
※4波動/1-3波動＝0.198（≒0.236）
※4波動/3波動＝0.203（≒0.236）
■5波動目：7.136→進行中
現状推移を見ると、この波動推移自体がかなり不明瞭な部分が多く、上記の推移カウントもあくまでトレンドラインから考察した推定値となります。やや数値的整合性が低く、4波動が1波動と大きく値幅が異なる点など、ともすればこのまま大きく伸びる可能性もありそうです。
仮に次の上昇で収まるようであれば、上記の波動カウントで良いと思いますので、一旦の高値目処が7.18円-7.20円辺りになると思われます。この辺は諸指標推移の影響を受けて変化しそうな感じです。
逆に下値は相当堅く、真下のラインにも一定堅い反発点がある上に、7.06円-7.09円に相当強い下値抵抗があるように思いますので、反発はしやすい地合いであり、上昇優勢な形成ではあると思います。
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以上、個人的テクニカル考察及び諸指標推移をまとめると、
ⓐ諸指標推移は昨日から株価・債券推移は横ばいなものの、商品先物上昇・資源国通貨高の状況などから比較的上昇寄与しやすい地合いであると推測する。目先の推移は南ア債動向に左右されやすいが、大きな流れとしては円安を背景とした上昇優勢な流れであると考える。
ⓑテクニカル見解は7.154円からの下落トレンドが一旦終了している反面、目先の推移は上昇・下落両面があり得る流れであると推測する。しかしながら下値はかなり堅く、仮に下げ相場があっても7.06-7.09円までで反発、高値更新の流れになりやすいと考える。
となります。
◆ランド円レンジ推測：7.06円ｰ7.30円
◆今日の方向性及び推移推測・見極めラインなど
※指標判断およびテクニカル考察を総合して記載しています。
方向性は一時的な動きを除いて上向きであると考えます。これは諸指標推移が動意中立・傾向上昇である程度固まっている事から推測していますが、南ア債動向だけ逆に中立・下向きです。この推移によって欧州時間初動に於いては下落に転じる事も一定考えられます。
ただし、基本的には概況推移もテクニカルも上昇優勢ないし底堅いように思いますので、仮に下がれば7.06円-7.09円までの下押し後に反発、無いようならこのままずるずると上昇する事もあると思います。
見極めラインとしては7.14円ラインを割るかどうかの一点かも知れません。割るようであれば一旦は7.071円から始まった上昇波動は終わって小さな調整下落に入ると思います。しかし下げは7.071円を割る事は無いと見ています。割れないようであれば一気に上昇が強まって7.30円辺りまで上がる事も考えられます。
推移は見極めライン次第ですが、遅くとも米国時間までに上昇になると思います。それまで仮に下押ししても同じ値幅は戻すと考えており、悪くて行って来い、良ければ大きく伸ばす展開を推測します。
■個人的トレード戦術
仕込み位置こそ悩むものの、原則はロングだと考えます。欧州時間初動でロングを仕込んで、仮に下がれば買い増し、上がるようなら静観する戦術が良いかな、と思っています。
1）下値抵抗推測
7.014円からの上昇トレンドライン、7.348円からの下落トレンドラインの両方が7.06円-7.09円に展開しており、かなりの確率で下支えになると考えます。目いっぱい下がっても下げ幅は上記目処までだと思います。
2）上値抵抗推測
上値は強い抵抗があまりなく、上がり始めると一気に上昇しやすい地合いです。
今日は下落→上昇か上昇オンリー相場を推測。
(。-`ω-)人